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外へと出ると、七武海や海兵達が白ひげの親父さんを待ち構えているかのように、ズラリと並んでいた
海兵達はただ数が多いだけではない
将校クラス以上の力のある兵士ばかりだ
知っている顔もちらほら見える
高い位置にそびえ立つ処刑台は、ただそこに存在感だけを示していた
そのすぐそばで、最後の砦かのようにたたずむ3大将の姿
広場の状況を見るだけで、この後に起こるだろう壮絶な戦いが眼に浮かぶようだった
お互い無傷ではいられないのは、誰もが分かりきったことだ
この戦いが終われば、海軍を裏切る形となる私は間違いなく賞金首になるだろう
元々味方になった覚えはないけど、センゴクとの取引を破るんだからただじゃ済まない
ラフが死んでチームも解散して、本格的に行くところがなくなるんなら今度こそエースと旅をしたいな
女を戦闘員として乗せない親父さんが私を受け入れてくれるかが問題だけど
一緒に色んな場所を見て回りたい
目の前の現実は見えないふりして、この後どうするかということばかりを考えていた
親父さんが来る
それほど心強い事はない
それだけで、シナリオが良い方に動いて行く気がした
処刑予定まで3時間、辺りがざわつき出した
”来たぞ…。”
”火拳が出て来た。”
海兵達の視線の先には処刑台に現れた1人の男の姿
強い太陽の光が処刑台に差し込み、表情を隠すように影を落とした
高くそびえる処刑台の上で跪くエースは、ジッと目をつぶり何かを耐えているようだった
ジッと見つめるも、この距離で…しかもこの状況ではエースが私に気付くはずもない
ピリピリと肌に感じるほどの緊張感のなか、辺りは白ひげの親父さんが現れるその時を警戒していた
その時、処刑台の上にセンゴクが現れる
予定にはなかったであろう
その行動に辺りが再び騒ついた
なんだか
嫌な予感がする…
そしてこの嫌な感はきっと外れない
セ「諸君らに話しておくことがある。ポートガス・D・エース……この男が今日ここで死ぬ事の大きな意味についてだ……！」
静かに、でもハッキリと話し始めたセンゴクの言葉にみんなが耳をすませ聞く
セ「エース…お前の父の名を言ってみろ。」
……な！？
センゴクの言葉にギュッと心臓を掴まれるように、息が止まる
と同時に心拍数が上がっていくのが自分でも分かった
こいつは……
センゴクは全て知っている……
間違いない
センゴクは事実を知っているからエースの処刑を決めたんだ
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いももち - この小説すっごく好きです！ (2019年4月23日 19時) (
レス) id: 881133e71e (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - らぷんつぇるさん» お返事遅くなりすみません！あまりにも鋭すぎて、なんて返事をしようかと悩んでいるうちに時間が経ってしまいました(；ω；)大正解すぎて、ドキリとしましたよ笑これからも頑張るのでお付き合いいただけると嬉しいです^_^ (2017年5月29日 20時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
らぷんつぇる(プロフ) - いつも楽しみにまってます！これからも頑張ってください！病気とかじゃなくて妊娠とかだったらいいなーって思いながら展開が全然わからないのでこの先も楽しみです (2017年4月25日 0時) (レス) id: 96ad861bb4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - エース死んでほしくないけどきっと死ぬんでしょうね(泣) (2017年4月24日 20時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます！面白いの言葉やる気につながります！これからも頑張ります！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年10月19日 20時
