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エースの言葉からは、それだけ親父さんのことを尊敬し、大切に想ってるってことが十分に伝わった
子供の頃、散々嫌な思いをしたエースだから海賊王を嫌うのも無理はない
それに、白ひげ海賊団にいる時のエースは本当に幸せそうだった
海賊王を知るおじいちゃんだから、思うことは色々あるだろう
それに、ここへきたのだってそんな話をする為だけにきた訳じゃない
おじいちゃんだって、本当の孫同然にエースに接してきたのだ
おじいちゃんも本当はツライのが痛いほどに分かる
2人のなんともいえない空気感に気を許せばすぐに涙が流れてしまいそうなのを、私は必死にこらえていた
ガ「ワシからはそれだけじゃ。じゃあ、わしゃしばらくマゼランのところにいるからな。」
ポンポンとポケットを叩いたのを合図に外へ出た私は海楼石の檻に気をつけながら牢屋の中へと入った
「……エース。」
私の存在に気付いていないエースは私の声に体を震わせた
私の声に反応したくせに信じていないのだろうか、まさかという顔をしながら2、3回キョロキョロと視線を動かす
その間に、近付いた私はエースの膝の上へと着地した
両手を左右で頭の上で海楼石の錠で拘束され、体は本当に生きているのだろうかと不安になるくらい血だらけでボロボロだった
動いてなかったらおじいちゃんが言っていたように、息をしているのか確認したくもなる
「エース……ここだよ。」
再び声を掛けると、虚ろなエースの瞳がようやく私の方を向いた
その瞬間エースは戸惑うように目を丸くする
悔しかった
エースをこんな目に合わせた、ラフを殺した黒ひげに自分が何も出来ていないことが…
事実、私が参戦したところで結果は変わらなかったかもしれない
でも、あと少し到着が早ければ2人の力になることが出来た
そう思うと悔くて、すでにもう涙が溢れ出そうだった
エ「……なんで来た。」
ツラそうに顔を歪めるエースを見て、ついに私の涙腺が崩壊する
一度流れ出てしまうと、今までの不安とか緊張感とかが一気に切れてしまったようで、止まることなく次々に涙が溢れ出てきた
「ウッ……エースぅ……ヒクッ……。」
エ「A……バカやろう……こんなとこまで来て……見つかったら…どうすんだよ。」
私にしか聞こえないくらい、小さな声
絞り出すような苦しそうな声でエースは呟いた
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いももち - この小説すっごく好きです！ (2019年4月23日 19時) (
レス) id: 881133e71e (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - らぷんつぇるさん» お返事遅くなりすみません！あまりにも鋭すぎて、なんて返事をしようかと悩んでいるうちに時間が経ってしまいました(；ω；)大正解すぎて、ドキリとしましたよ笑これからも頑張るのでお付き合いいただけると嬉しいです^_^ (2017年5月29日 20時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
らぷんつぇる(プロフ) - いつも楽しみにまってます！これからも頑張ってください！病気とかじゃなくて妊娠とかだったらいいなーって思いながら展開が全然わからないのでこの先も楽しみです (2017年4月25日 0時) (レス) id: 96ad861bb4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - エース死んでほしくないけどきっと死ぬんでしょうね(泣) (2017年4月24日 20時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます！面白いの言葉やる気につながります！これからも頑張ります！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年10月19日 20時
