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ガ「おーおー、無残な姿に…。息はあるのか、エース。」
おじいちゃんの言葉に胸が苦しくなる
生きていることを確認したくなるほどに、エースは酷い姿なのだろうか…
エ「ハァ…ハァ…ジジイ。」
…エースだ
久しぶりに聞くエースの声に心が震える
おじいちゃんとの約束で、おじいちゃんが話を終えるまでは出ていけないことになっていた
ガ「お前の処刑が決まった。じきに、世界に報道されるじゃろう。」
……
そうか、おじいちゃんはこれを伝えに来たのか
自分の口でエースに伝えるために…
ガ「じきに公開され、白ひげのとこにも情報が入るじゃろうな。」
エ「……ジジイ。」
ガ「……なんじゃ。」
エ「おれを……殺せ。」
エースの悲痛な声に心が張り裂けそうだった
すぐに出て行きたかったのにポケットの出口をおじいちゃんの手で塞がれ、出ることができない
エースがどれだけ白ひげの親父さんたちを大切に思っているか
大切な人を危険な目に合わせることがどんなにツライか、エースの気持ちが痛いほど分かった
ガ「"殺せ"じゃと？躍起になるなバカモン！もはや何をしようと無駄じゃ。…今さらお前が死んだ所で白ひげが止まることはない。もう誰にも止められん！」
エ「……。」
顔を見なくても、言葉を聞かなくても、エースの心の痛みが手に取るように分かる
ガ「わしらは"海の王者"を…怒らせたんじゃ。」
エ「……くっ！」
……エース
ガ「お前たちにゃあ立派な海兵になって貰いたかったがのう。海兵どころか大変なゴロツキになりおって。」
私にも向けられている言葉なのか、なぜか胸に突き刺さる
ガ「ああ、そういやルフィに親父の話をしたんじゃ。父親がおることにびびっておったわい。」
エ「そんなもん、知ろうが知るまいが迷惑なことにおれもルフィも、世界的な大犯罪者の血を引いてんだ…海兵になんてなれる訳ねぇ。」
確かに、私も含め並の出生ではない
私は政府嫌いだし、はなから海兵になる気は無かったけどね
エ「だけど、おれはポートガスって大恩あるお袋の名はついでも、ろくでもねぇ父親の血は願い下げだ。なんの記憶も何の恩もねぇからな。」
ガ「まぁ…そうじゃろうが、あいつはあいつでなぁ。」
そうか、おじいちゃんは海賊王と知り合いか
昔、何かの時に話してた気がする
エ「おれのオヤジは白ひげ1人だけだ。」
さっきまでのツラそうな声とは違い、真剣なハッキリとした声だった
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いももち - この小説すっごく好きです！ (2019年4月23日 19時) (
レス) id: 881133e71e (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - らぷんつぇるさん» お返事遅くなりすみません！あまりにも鋭すぎて、なんて返事をしようかと悩んでいるうちに時間が経ってしまいました(；ω；)大正解すぎて、ドキリとしましたよ笑これからも頑張るのでお付き合いいただけると嬉しいです^_^ (2017年5月29日 20時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
らぷんつぇる(プロフ) - いつも楽しみにまってます！これからも頑張ってください！病気とかじゃなくて妊娠とかだったらいいなーって思いながら展開が全然わからないのでこの先も楽しみです (2017年4月25日 0時) (レス) id: 96ad861bb4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - エース死んでほしくないけどきっと死ぬんでしょうね(泣) (2017年4月24日 20時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます！面白いの言葉やる気につながります！これからも頑張ります！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年10月19日 20時
