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「私、海軍には秘密にしていた形態があるの。」
ガ「なんじゃと？！」
唸るように低い声を出したおじいちゃんの目の前で、私は妖精型へと変身する
ガ「なっ？！」
ソファに座ったまま辺りをキョロキョロとするおじいちゃんの膝の上に私は着地する
気配を感じたのか、私に顔を向けたおじいちゃんは驚いたように目を丸くした
「ポケットにでも入れて連れてってくれればいい。ボディチェックとかがあるなら見つからないように自分でなんとかするから。」
縋るように膝をつき、おじいちゃんの手に小さくなった手を添える
手のひらサイズの私をおじいちゃんは困ったように眉を下げ見つめていた
5分、10分くらいの時間が経っただろうか
私とおじいちゃんはお互いに声を発することなく、ジッと視線を合わせていた
ガ「絶対騒ぎを起こさんと約束できるか？」
根負けという感じだろうか、先に声を発したのはおじいちゃんだった
ため息をついたおじいちゃんは頭を抱えている
ガ「そもそも、Aちゃんは部屋から出れんはずじゃろ。いない事がわかったらどうするんじゃ？」
「それなら大丈夫。あの部屋を訪れた人は私がいるように見えるから。」
当たり前のようにつぶやく私に、おじいちゃんは再び目を丸くする
ガ「やっぱり、Aちゃんが1番あなどれんの。」
フッと笑ったおじいちゃんはイタズラっ子のようにニヤリと笑う
「他の兄弟たちが馬鹿正直なだけだよ。」
この部屋に来て、私は初めてにこりと笑う
そんな私に、おじいちゃんもやれやれという感じで笑った
ガ「すぐに出発するぞ。」
差し出されたおじいちゃんの手のひらに乗ると、そのまま右のポケットの方へ移動する
胸ポケットよりも手で隠れる分、何かあった時誤魔化しやすく、安心だろう
周りにバレないように、私はおじいちゃんのポケットに身を潜めた
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いももち - この小説すっごく好きです！ (2019年4月23日 19時) (
レス) id: 881133e71e (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - らぷんつぇるさん» お返事遅くなりすみません！あまりにも鋭すぎて、なんて返事をしようかと悩んでいるうちに時間が経ってしまいました(；ω；)大正解すぎて、ドキリとしましたよ笑これからも頑張るのでお付き合いいただけると嬉しいです^_^ (2017年5月29日 20時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
らぷんつぇる(プロフ) - いつも楽しみにまってます！これからも頑張ってください！病気とかじゃなくて妊娠とかだったらいいなーって思いながら展開が全然わからないのでこの先も楽しみです (2017年4月25日 0時) (レス) id: 96ad861bb4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - エース死んでほしくないけどきっと死ぬんでしょうね(泣) (2017年4月24日 20時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます！面白いの言葉やる気につながります！これからも頑張ります！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年10月19日 20時
