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「何もないって言ったのに、エースがしつこいから！」
エ「あーもう分かった、うるせぇな。」
「うるさいってなに？エースのその言い方がいや！」
エ「へぇへぇ、分かったから黙れって。」
「分かったって何にも分かってない。」
エ「だから、黙れって。」
ずいっと前に出てきたエースをキッと睨み付ける
「だからうるっ…。」
甲板中に響き渡っていた私の怒鳴り声が消え、一瞬にして無音になったように船内が静まり返った
船が波を切る音がさりげなく聞こえてくるだけ
そこにいたみんなの視線が私に集まっている
みんな時間が止まったかのように、ただじっとその様子を見つめ黙っていた
つい一瞬前まで文句を言っていた私の口は、同じく文句を言っていたエースの口によって塞がれている
首の後ろに手が回ったと思ったらそのまま引き寄せられてキスをされた
みんなの目の前、甲板のど真ん中で
私はというと、キスをされているのに目を閉じるのも忘れるくらい驚いていた
甲板のど真ん中で、しかも喧嘩の最中で注目されていたその瞬間のまさかのエースの行動にみんなの視線が痛い
唖然とするクルー達とは違い私の顔は再び一気に温度が上昇した
「ちょっと、何してんの！」
私がエースの胸元を押して離れたことでようやく時間が動き出す
真っ赤な顔の私は恥ずかしさで泣きそうになりながら再び怒鳴り
周りはヒューヒューとそんな私たちを冷やかしている
エ「何って、キスだけど！」
「そういう事じゃない！何で今のタイミングでするの！」
再び口論になった私たちだけど、さっきと違い周りはニヤニヤと私たちを見ているので居心地の悪さは最高潮だ
エ「いや、うまそうだったから。」
なのに、エースは全く気にしていないのかそんなバカみたいな事を言っている
「意味わかんない、ばか！」
エ「あ！」
思い付いたようにエースが突然大きな声を出したので、ビクッと肩が反応してしまった
「…なに？」
エ「ごちそうさまでした。」
わざとらしくニヤリと笑ったエースは、食い逃げ時と同じようにぺこりと頭をさげる
「使い方間違ってるから！」
マキノさんに特訓してもらったはずの、礼儀正しい言葉は間違った使い方をされている
満足そうに笑うエースを見ていたら、1人で怒っているのが馬鹿らしくなってきた
深くため息をついた私は、エースの肩にパンチをして恥ずかしさを誤魔化す
そんな私の気持ちを知ってか、エースは優しい笑顔でニコリと笑った
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なち(プロフ) - ラルクくんさん» わぁ、かっこいいと言ってもらえて嬉しいです！もっと鼻血出るように頑張ります！笑 コメントありがとうございます^_^ (2016年8月9日 8時) (
レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
ラルクくん - まって、エースがカッコよすぎて鼻血がやばいですよ( ^ω^ )更新楽しみにしてます( ^ω^ ) (2016年8月8日 18時) (レス) id: 404b8afc24 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - シュークリームさん» ありがとうございます^ ^エースが好きで書いてるので、そう言ってもらえると嬉しいです！頑張ります^ ^ (2016年7月19日 20時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - エースが凄くかっこよくてやばいです！w 更新頑張ってください。 応援しています！ (2016年7月18日 9時) (レス) id: 4d5002e423 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - おり♪さん» ありがとうございますT^Tエース好きなもので、全力で押しています笑そう思ってもらえて嬉しいです！頑張ります^ ^ (2016年7月10日 15時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年6月24日 8時
