144 ページ43
ジ「あっはっはっ！じゃから、似ておると言うておるんじゃ。兄弟そっくりじゃな。」
……そう言われると、なんか言い返せない
まぁ、私たち兄弟で1番無鉄砲な奴はまだ海にすら出てないけど
「それより、私が妹だってことも知ってるのね。」
ジ「ああ、義兄弟じゃと言うとったわい。」
それを話すってことは、エースがジンベエを信頼している証拠
それだけなのに私までジンベエを信頼出来る気がした
ジ「ラフさん達はエースさんのこと知らんのか？」
私が盗聴されたくないと言ったからだろう、当然気になるよね
「うん、知らないよ。隠してるわけでもないけどね。」
言わなくても知ってる気もするし、私の全てを話す必要もないだろうから
ジ「まぁ、いい。エースさんがお前さんが情報屋やっておると聞いたら驚くじゃろな。」
「ふふ、そうかもね。」
久しぶりにエースを知る人に会い
私とジンベエはしばらくエースの話に花を咲かせた
それから再び数日後、コーティングを終えた船に乗り込みついに新世界に向かう
ジ「達者でな。また会おう。」
腕を組んだまま微笑むジンベエに手を振る
『いつでも遠慮なく寄って下さい。』
人が少ない海岸で見送りに来てくれたのは、なんと魚人島の王族フカボシ王子
ラ「近いうちにまた寄ります。」
ミ「元気でな！」
「……ミカエル！口の利き方！」
あの後聞いた話だが、私がピアスを外してジンベエと海の森で話している間、ラフはなんと竜宮城に行っていたらしく
用事を終えたミカエルも参加し、私もピアスを付け遅れてささやかな宴会に参加した
なんで竜宮城なんかに出入り出来るのか、謎でしかなかったが
白ひげさんの繋がりから、竜宮王国にも情報提供しているらしく
ここもうちの顧客の１つだそうだ
と言っても相手は王族であり、政府から虐げられてきた魚人族なので報酬はほとんど受け取っておらず
貰っているものといえば立ち寄った時に美味しいものを食べさせてもらう程度
意外と慈善事業もしていることを知って、ラフの事を少し見直した
そんないきさつから、すっかり王子達とも打ち解けた私たち
妖精型でこっそりしらほし姫に会いに行った事はみんなには内緒だけど
魚人島を出ると、クウイゴスの木片を浮かべて地上に上がっていく
ここを上がれば任務が待っていると思うと憂鬱だったが、同時に白ひげ海賊団が……
エースがいると思うと楽しみだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 394人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なち(プロフ) - 夏氷さん» マルコ口癖で分かりやすいですもんね笑コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年6月24日 8時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - アキラさん» 私もこの時を待ってましたT^T頂上決戦かぁ……(遠い目)思い出すだけで泣けそうなんですよね。どうなりますかねT^T← 応援ありがとうございます^ ^ (2016年6月24日 8時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
夏氷(プロフ) - マルコ登場からすでにテンションが上がってしまいました！この先に展開が本当に楽しみです。頑張ってください！ (2016年6月23日 20時) (レス) id: 92f7c40163 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - ついにエースとの再会ですね！！頂上戦争でエースがどうなるのか気になってます。個人的には殺してほしくないけど(泣)これからも更新待ってます！頑張ってください (2016年6月23日 9時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なち | 作成日時：2016年5月20日 21時
