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ゆらりと影が揺れ、木の後ろから何者かが姿を表す
『まぁ、そう警戒しないでくれ。私は君たちに何かする気はないよ。』
現れたのはフードを深くかぶった男
ミ「おれ達になんかようか？」
『いや〜、中々良い動きをするなと思ってね。見ていただけだよ。』
ゆっくりと近付いてくる男を警戒するミカエルは私を背中に隠したまま、刀を抜く
ミ「A、お前先に船戻ってろ。」
「え？なんで！」
前を向いたまま話すミカエルは私を逃がそうとする
『誤解しないでくれ、君たちが助けてくれた人魚の父親は私の友達でね。お礼に来ただけだ。』
そう言って男が被っていたフードを外した
ミ「なっ！あんたは！」
「え？！知ってるの？」
男の顔を見たミカエルが目を丸くして驚いた
顔が露わになったのは銀の長髪のおじいさん
ミカエルがこんなに驚くなんて、このおじいちゃん何者？
『ほう、私の顔を知っているのかね。』
ミ「有名人がよく言うぜ。」
楽しそうに笑うおじいちゃんにミカエルはゴクリと喉を鳴らし呟く
「ねぇ、誰？」
名前を聞けば知っているのかもしれないが、顔だけじゃ誰か分からない
ミ「あの人は……冥王シルバーズ・レイリー……。」
「……え。」
ミ「海賊王の船の元副船長だ。」
な、なんだって？！
大物も大物
世界的に有名な伝説の人の登場に、私も言葉を失った
レ「まぁ、そんな時もあったな。しかし、今はコーティング屋のレイさんで通っている。」
和やかに話すレイリーことレイさんに、ミカエルはようやく少し警戒を解いたようだった
「びっくりした。おじいちゃんがまさかそんな大物だなんて。この島にいて政府に見つからないの？海軍本部も近いのに。」
レ「ははは、まぁ、今はひっそりと暮らしているよ。」
「へぇ、隠れるの上手いんだね。」
レ「ふらふらとしているだけだよ。」
ミ「……なぁ。おれはまだ驚きで動揺してるのに、なんでお前はもう打ち解けてんだよ。」
「……え？」
レイさんと笑顔で話していると、呆れたようにミカエルがため息をついた
「あ、そうだ！レイさんコーティング屋さんだって言ったよね？」
レ「いかにも、そうだが？」
「もしできるなら、私たちの船のコーティングをお願い出来ない？」
ミ「おい、お前！冥王にそんなこと頼むなよ！」
なんでもない顔で依頼をしたら、何故かミカエルに怒られた
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なち(プロフ) - 夏氷さん» マルコ口癖で分かりやすいですもんね笑コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年6月24日 8時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - アキラさん» 私もこの時を待ってましたT^T頂上決戦かぁ……(遠い目)思い出すだけで泣けそうなんですよね。どうなりますかねT^T← 応援ありがとうございます^ ^ (2016年6月24日 8時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
夏氷(プロフ) - マルコ登場からすでにテンションが上がってしまいました！この先に展開が本当に楽しみです。頑張ってください！ (2016年6月23日 20時) (レス) id: 92f7c40163 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - ついにエースとの再会ですね！！頂上戦争でエースがどうなるのか気になってます。個人的には殺してほしくないけど(泣)これからも更新待ってます！頑張ってください (2016年6月23日 9時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月20日 21時
