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「……でも。」
ミ「むしろお前には感謝してんだ。Aは知らないだろうけど、あの家にいてお前に感謝してる奴はたくさん居たんだよ。」
そんな……
感謝されるようなこと何もしてないのに
ミカエルの言ってる意味が分からない私は首をかしげる
ミ「Aがあいつの娘だっておれ達は知らなかったけど、みんなガブリエル様って存在は知ってた。」
知らなかった
会ったことのある人は数人だけで、私の存在はずっと隠されてると思ってたから
ミ「Aさ、おれらがひどい仕打ちを受けてると泣いたろ。しかも大声で。」
そうだった…かもしれない
子供の頃の記憶だから曖昧だけど
奴 隷の人たちのつらそうな声を聞くのが嫌だった気がする
ミ「それのおかげでおれ達はだいぶ助かったんだ。まぁ、覚えてねぇかもしれないけどな。」
話し始める時は言いづらかったのか声も表情も固かったミカエルだけど
今はいつものようにひょうひょうとしている
言いづらい事を話してくれたのは、仲間として認めてもらえたようで嬉しかったし
つらい過去をのりこえて今明るく笑う姿にホッとした
「だから政府が嫌いだったんだね。」
ミ「ああ、そうだな。」
ミカエルの過去を聞くとこの間怒っていたのも頷ける
「ごめんね。海軍と取引して。」
ミ「あー、それはおれが言いすぎたよ。Aに怒ってたわけじゃないしな。」
笑ってそう言ってくれることに安心する
出会ってからまだ１年も経っていないけど、ミカエルとラフはもう私の大切な仲間だった
初めは打ち解けれるか心配だったけど、今では二人の仲間になって良かったと思うし
仲間になったのが2人で良かったと思うから
「ミカエルが話してくれたから、私も少し話そうかな。」
ミ「ん？」
首をかしげるミカエルが女の子みたいでなんだか笑える
お返しって言い方はおかしいかもしれないけど、大切な仲間だから
知って欲しいんだ、私の兄弟の話を…
「火拳のエースっているじゃない？」
ミ「あー…白ひげんとこの？」
「エースは私の兄なの。」
ミ「は？」
目を丸くしたミカエルは口を開けたまま固まっている
「と言っても、義兄弟だけどね。山の中で一緒に育ったんだ〜、あ！弟もいるんだよ！ルフィって言ってね…。」
兄弟と過ごした昔の話をする私を、ミカエルは優しい笑顔で見ている
新しくお兄ちゃんが出来たみたいで、嬉しい
島を歩きながら楽しそうに喋る私の話をミカエルはずっと聞いてくれていた
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なち(プロフ) - 夏氷さん» マルコ口癖で分かりやすいですもんね笑コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年6月24日 8時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - アキラさん» 私もこの時を待ってましたT^T頂上決戦かぁ……(遠い目)思い出すだけで泣けそうなんですよね。どうなりますかねT^T← 応援ありがとうございます^ ^ (2016年6月24日 8時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
夏氷(プロフ) - マルコ登場からすでにテンションが上がってしまいました！この先に展開が本当に楽しみです。頑張ってください！ (2016年6月23日 20時) (レス) id: 92f7c40163 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - ついにエースとの再会ですね！！頂上戦争でエースがどうなるのか気になってます。個人的には殺してほしくないけど(泣)これからも更新待ってます！頑張ってください (2016年6月23日 9時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月20日 21時
