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「えっと……あの……え？」
動揺を隠しきれない私がアワアワとしていると、隣から大きなため息が聞こえる
ミ「何が言いたいかは大体分かるけど、とりあえずあとでな。今は目の前の状況に集中。」
完全に周りが見えてなかったけど、小屋の中にいる人攫いの男たちは殺気立ち今にも飛びかかって来そうだ
「ミカエルだけで大丈夫なんじゃない？」
ミ「お前なぁ……。」
「……あ。」
ミカエルが眉間にしわを寄せ私の方に体を向けた瞬間、私の足が地面から離れた
『ひひひ！わざわざ自分から来てくれるなんてありがてぇなぁ！」
背後から現れた大男にお腹あたりに腕を回され抱きかかえられた私
「きゃー、ミカエル。助けて〜。」
ミ「てめぇ、ふざけてんじゃねぇぞ！この野郎！」
棒読みで助けを求める私に、怒りが頂点に達したミカエルはコントのようなツッコミで怒鳴っている
『お嬢ちゃん残念だな。おれが可愛がってやるからよう。』
下品な笑い声で笑う大男
「それは嫌だ……なっ！」
私は武装色で硬化した腕で力一杯大男に裏拳した
大男の腕の力が緩み、解放された私は地面に降り立つ
ミ「ふざけてねぇで、真面目にやれ！」
「真面目なのに……。」
文句を言いながら私の頬を引っ張るミカエルの後ろで大男が倒れる
『な、この女なにした？』
『あいつが一撃だと？！』
大男が倒れた事に動揺を隠せない男たちは目の前の状況に慌てている
「んじゃまぁ、冗談は置いといてやりますか？」
ミ「やっぱりふざけてたんじゃねぇか。」
笑顔の私とは違い、ミカエルはブツブツと文句を言う
男達と向き合うと、一気に私たちに向かってきた
ミカエルと背中合わせになり、敵を倒していく
「ちょっと！今刀掠りそうだった！」
ミ「かすってねぇだろうが！」
ミカエルの方を向いて文句を言えば、こっちを向いたミカエルも鬱陶しそうに顔を歪める
背中を向けたミカエルに襲いかかろうとする敵に、天使の矢を打ちその場にサッと座る
私が座った瞬間、頭上をミカエルの刀が通り私の背後の敵を倒した
修行をするとき散々手合わせはしてもらったけど、共闘するのは初めての事
自分でもびっくりするくらい息のぴったりな私たちは、あっという間に敵を全て倒した
「こんなこと言うの嫌だけど、私たちいいコンビみたいだね。」
ミ「同じこと思ってたのがまた嫌だけどな。」
チラりとミカエルを見た私がフッと笑うと、ミカエルも口角を片方だけニヤッと上げた
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なち(プロフ) - 夏氷さん» マルコ口癖で分かりやすいですもんね笑コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年6月24日 8時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - アキラさん» 私もこの時を待ってましたT^T頂上決戦かぁ……(遠い目)思い出すだけで泣けそうなんですよね。どうなりますかねT^T← 応援ありがとうございます^ ^ (2016年6月24日 8時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
夏氷(プロフ) - マルコ登場からすでにテンションが上がってしまいました！この先に展開が本当に楽しみです。頑張ってください！ (2016年6月23日 20時) (レス) id: 92f7c40163 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - ついにエースとの再会ですね！！頂上戦争でエースがどうなるのか気になってます。個人的には殺してほしくないけど(泣)これからも更新待ってます！頑張ってください (2016年6月23日 9時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月20日 21時
