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私の様子を見に来ただけだったのか、背を向けたトラファルガーは出口向かう
「トラファルガー……。」
ロー「なんだ？おれの首でも狩るか？」
「いや、あんたの首を狙う気なんてはなからないよ。ありがとう…助かった。」
ロー「気まぐれだと言っただろ。」
抑揚のない声で静かにそう呟いたトラファルガーはそのまま部屋から出て行った
トラファルガー・ロー……
掴めないやつだけど、悪い奴には見えない
それに、偶然私が見つけて落ちた船がここだなんて運命としか思えない
本当はもっとちゃんと見なきゃいけないんだけど、私の勘で決めたって言ったらあとでラフに怒られるかな
査定合格だよ、お客様
偶然か必然か私が乗り込んだのは、新顧客の査定を目的にしていた海賊団
ハートの海賊団だった
さっき起きるなと言われたばかりだけど、起き上がった私は部屋から出る
「………。」
『………。』
部屋のドア開くと行手を塞ぐように真ん前に白くまがいた
お互い驚いたように目を合わせたまま固まる
『あ、部屋から出ちゃダメだって…キャプテンが。』
「く、クマが喋った！？」
『あ……すんません。』
打たれ弱っ！
驚いただけで喋っちゃダメとは言ってないのに、ズーンと落ち込むしろくまさん
廊下の窓を見ると、水中にいるような景色
もしかして…ここ潜水艦？
どうりで静かだと思った
「トラファルガーに会わせてもらえる？」
『……キャプテンを狙ってるのか？』
賞金稼ぎって言ってもやたらに狙ってるわけじゃないんだけど……
「そんな事しない。話がしたいだけだよ。」
『でも…キャプテン寝かせとけって言ってたし……っておい！どこ行くんだ？』
困ってるクマさんを置いて船内を歩き始める
雰囲気的にこの部屋かな？
診療室から廊下を進み何個目かのドアをノックもせずに開けた
そこはキッチンみたいで、船員たちが揃っている
ロー「…寝てろと言ったはずだが？」
「大丈夫、もう治ったよ。」
突然現れた私に驚く船員たちの視線を無視して、ローの目の前に進む
私たち情報屋は正体がバレたら一貫の終わり
そのためには船長だけではなく、クルー達も信用出来ないと依頼は受けられない
「私を助けてくれた人は？」
ロー「……。」
私の真意を探ろうとしているのか、トラファルガーはじっと私を見据えたまま動かない
「お礼を言いに来たんだけど。」
ロー「おい。」
笑って言うと、トラファルガーが私の後ろに向かって声をかけた
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なち(プロフ) - 夏氷さん» マルコ口癖で分かりやすいですもんね笑コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年6月24日 8時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - アキラさん» 私もこの時を待ってましたT^T頂上決戦かぁ……(遠い目)思い出すだけで泣けそうなんですよね。どうなりますかねT^T← 応援ありがとうございます^ ^ (2016年6月24日 8時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
夏氷(プロフ) - マルコ登場からすでにテンションが上がってしまいました！この先に展開が本当に楽しみです。頑張ってください！ (2016年6月23日 20時) (レス) id: 92f7c40163 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - ついにエースとの再会ですね！！頂上戦争でエースがどうなるのか気になってます。個人的には殺してほしくないけど(泣)これからも更新待ってます！頑張ってください (2016年6月23日 9時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月20日 21時
