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「おお！なかなか溜め込んでるじゃないの！」
宝物庫にあるお宝を物色する私をカイはジッと見ていた
カイ「盗るの？泥棒じゃん。」
「泥棒って…相手、海賊だし…。」
でも、あれ？これも悪い事にはなるのか？
子供の頃から不良やチンピラからお金巻き上げてきたから、その辺の感覚は曖昧だな私
カイ「海賊の首、海軍に渡せば良いじゃん。A強いし賞金稼ぎなのかと思った。」
「ああ！その手があったか！」
海賊か海軍って考えしかなくて、賞金稼ぎになる考えはなかった
旅をするにはお金は必要だし、海賊とぶつかったら懸賞金を貰うのもありだな
カイ「本当に…ただの旅人？」
「うん、何日か前に海に出たばかりだからね。とりあえず、こいつらはこのまま海軍に引き渡そう！で、このお宝ももらう。」
にこりと笑う私にカイは呆れ顔
「お、何これ変な果物。」
開けた小さな宝箱には真っ白な変な形をした果物
カイ「ああ、それは……って食べちゃダメ！！」
「え？……うわ、マズっ！」
カイが大声を出した時には私はもう果物を口にしていた
気になったものは食べてみる派で…つい
「なにこれ、超不味い！毒？」
カイ「それは、悪魔の実だよ！船長が高く売ろうとしてたんだ。」
不安気にこっちを見ているカイ
ふーん、悪魔の実ねぇ……
「え？！悪魔の実？！」
ようやく理解出来た私もカイと同じように大声を出す
「じゃあ、私もうカナヅチなの？！」
戸惑う私にカイは頷く
そんな！
いつかは巡り合うかもとは思ってたけど、こんなすぐに自分が食べちゃうなんて……
「って、これ一体何の実？！ルフィみたいな変な実嫌なんだけど！」
ゴム人間なんて不思議な実があるんだから、もっと摩訶不思議な実があってもおかしくない
カイ「そんなの俺にも分かるかよ！」
じぶんの体を観察するように見てみても、とりあえず変化はない
カイ「あ！確か、船長の部屋に図鑑があったはず！」
勢いよく部屋を飛び出したカイは、図鑑を片手に戻ってきた
2人で宝箱の上に置いた図鑑を覗き込む
カイ「あ！これじゃない？」
「……セトセトの実 ？……なにそれ。」
カイ「えーっと……精霊人間になるとされるが、天使や妖精という説もあり未だ謎の多い実である。」
「ようするに、どんな実か謎なわけね。」
天使？妖精？なにそれ、童話？！
絵本の世界の話のような、突然のぶっ飛んだ内容に頭が全くついていかなかった
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なち(プロフ) - りなさん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！^ ^ (2016年5月8日 22時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白く、一気に読ませていただきました！続き、楽しみにしています！ (2016年5月8日 12時) (レス) id: 07f97e4929 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！期待を裏切らないよう頑張ります！！ (2016年5月7日 23時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 読ませていただき、お気に入りにもさせていただきました！！更新、楽しみにしてます！！！！頑張ってください！！！！ (2016年5月7日 19時) (レス) id: b8f07ad897 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - Hiyoriさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月5日 14時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月3日 12時
