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やる気なさそうな姿勢で立つ青キジに、身構える
……油断はできない
青「別に賞金稼ぎをしてるのはどうでもいいんだけど。」
「じゃあ、海軍大将に声を掛けられる覚えなんてないね。」
青「あららら、寂しいこと言うな……でも、おれにそんな誤魔化し通用しないよ？」
青キジがジロッとこっちを見た瞬間、目の前から消えた
能力者！？
すぐに見聞色の覇気を使って気配を探る
−−キィィン！！
真横に現れた青キジの攻撃をギリギリで槍で防いだ
ガードをした私に青キジはヒューっと口笛を吹く
……冷気？！
危険を感じた私は素早く青キジから離れた
一瞬前まで私がいた場所の地面は凍っている
氷結人間……自然系か
青「戦闘センスは流石だな。」
氷った手を顔の位置まで上げ、青キジはジッとこっちを見る
厄介なのに会ってしまった
この人は私をどうしたいのだろう
「さっきから誰と勘違いしてるのか分からないんだけど。」
青「いや、そんな事はないと思うんだけど。」
凄いスピードでこっちに向かってきた青キジの攻撃を槍で受ける
覇気を纏わせてなかったら、一瞬で凍ってしまいそうだ
「うあ！？」
しばらく攻防を続けたあと、壁際に追い込まれ遂に足元を凍らされて身動きが取れなくなった
槍を持った腕が凍り、力を失った手から槍が落ちる
そのまま凍った手ごと両手を掴まれて壁に押し当てられた
足が凍ってしまっては妖精化する事は出来ないだろうし、こんなでかい人相手に力じゃ到底敵わない
下手な抵抗をしないほうが得策かもしれない……
青「そう逃げんなよ。別に殺しゃーしないっての。」
「私に何の用？！」
青「だから、なんだ……知り合いかどうかの確認だって。」
片手で私の両手をまとめるように抑える青キジはもう片方の手で私のゴーグルをゆっくりと外す
露わになった私のマリンブルーの瞳が青キジのやる気の無さそうな視線と交わった
青「やっぱり……ちゃんと言いつけ守ってんじゃねぇの。」
「………。」
青「全く良い女になっちゃって、久しぶりだねAちゃん。……いや、ガブリエルって言ったほうが良いかな？」
…敵か味方か
遠い記憶を思い出しながら、私は目の前の現状を呑み込もうと必死だった
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なち(プロフ) - りなさん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！^ ^ (2016年5月8日 22時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白く、一気に読ませていただきました！続き、楽しみにしています！ (2016年5月8日 12時) (レス) id: 07f97e4929 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！期待を裏切らないよう頑張ります！！ (2016年5月7日 23時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 読ませていただき、お気に入りにもさせていただきました！！更新、楽しみにしてます！！！！頑張ってください！！！！ (2016年5月7日 19時) (レス) id: b8f07ad897 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - Hiyoriさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月5日 14時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月3日 12時
