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ル「なぁ、A〜おれの仲間になれよ。」
同じ言葉を言われたのは3人目だ
今日は私の出航の日
エースが出航して1年、遂にこの日がやって来た
すっかり有名なルーキーになったエースに負けないように、私も頑張らなきゃ
「ルフィ、私はまだ海賊になる気はないの。有名になりたくないしね。」
ル「でもよ〜。」
「とりあえずは世界をこの目で見て回るよ、サボの分も!」
ル「うーん……そっか。」
口を尖らせるルフィは納得してないみたい
小屋にある荷物を持ち、入口で振り返るとダダンが背中を向けて座っていた
「…ダダン。」
ダ「なんだいくそガキ!さっさと行っちまいな!」
エースが行った日もこんな風にして後で泣いてたっけ
「勝手だけどさ、私はここが…この小屋が自分の故郷だと思ってるよ。ダダン、今までありがとう。お世話になりました。」
ダ「…ふぅ。」
頭をさげる私の方を見向きもしなかったけど、ダダンの肩は震えていた
「いつか、帰ってくるね。」
ダ「帰ってくんじゃねぇよ!」
怒鳴るように叫ぶダダンの言葉にフッと笑みが出る
本当、素直じゃないんだから…
「いってきます!」
さよならじゃない、いつかまた必ず会いに来る
そう思いながら私は長年暮らしたダダンの家を出た
エースとルフィが独立国家とか言いだしてからも、私は1人ダダンの小屋に住んでいた
特別何かをしてもらったわけじゃないし、うるさく言われてばかりだったけど
ちゃんと感謝してるんだ
山の入り江には山賊のみんなやマキノ、村長さんも見送りに来てくれた
「ルフィ、またね!先に海で待ってる!」
ル「ああ!おれも、もっと強くなってすぐに追いついてやる!」
「ふふ、楽しみにしてるね!」
海に出るから、久しぶりにゴーグルをする
「よし、いってくる!」
ルフィやみんなに手を振り私は大海原に出た
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なち(プロフ) - りなさん» ありがとうございます!面白いと言ってもらえて嬉しいです!頑張ります!^ ^ (2016年5月8日 22時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白く、一気に読ませていただきました!続き、楽しみにしています! (2016年5月8日 12時) (レス) id: 07f97e4929 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!期待を裏切らないよう頑張ります!! (2016年5月7日 23時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 読ませていただき、お気に入りにもさせていただきました!!更新、楽しみにしてます!!!!頑張ってください!!!! (2016年5月7日 19時) (レス) id: b8f07ad897 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - Hiyoriさん» ありがとうございます!頑張ります^ ^ (2016年5月5日 14時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なち | 作成日時:2016年5月3日 12時