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「大きな街だな〜。」
ローグタウンについた私は、港に船を止め辺りを探索していた
海賊王……
エースのお父さんが処刑された場所
処刑から20年も経つのに、未だに処刑台は悠然とその場に残っている
なんだか周りと空気が違って緊張感が漂うようだった
さぁ、ひと通り見学はしたし船を買わなきゃ
そもそも、売ってなかったらどうしようか
グランドラインを目指す船に忍び込む？
妖精サイズなら潜入なんて楽勝だし
ふと足を止めた私は後ろを振り返る
おかしいな……
確かにさっきからつけられてる気がするんだけど
処刑台辺りからずっと背後からの視線が気になっていた
でも姿は確認出来ない
私は羽織っていたローブのフードを被り歩みを速めた
船ならやっぱり海岸線かな？と近道をしようと細い道に入った時だった
前からはガラの悪そうな数人の男たち、振り返ると後ろからも来ていて挟まれた
完全に私の客みたいだけど、さっきの視線とは別のもの
賞金稼ぎも結局目立つと良いことないな
はぁ、と深くため息を吐いた瞬間前の男たちが私目掛けて斬りかかってきた
刀をサッと避けて蹴りを入れる
同時に襲いかかってくる数人の男達の攻撃を交わしながら、すべて蹴りで片付けた
こんな雑魚に槍や能力を使うまでもない
「挨拶もなしに酷いんじゃない？」
雑魚達が足元に転がった頃、通路の奥から大きな男がやってきた
雰囲気からしてこいつが頭だろう
『この間、テメェが海軍に差し出したのはおれの弟分だ。』
大男は相当怒っているのか、大きな不細工な顔面に青筋が立っている
「悪いけど、どいつのこと言ってんのか分かんないや。理由なんてどうでも良いし…そいつが弟分なら、あんたも賞金首だろ？」
『ふざけやがって！！』
大男は大きな斧を私目掛けて振り下ろす
「あっぶな！」
こいつの力とスピードは部下の比じゃない
あの巨漢であんな大きな斧を自在に操るなんて
ただの木偶の坊じゃなかった
裏道とはいえ、この街中でこいつが暴れたら周りの家に迷惑になる
一気に仕留めるしかないか……
槍を元のサイズに戻し、大男に向かって構えた
『ほう、悪魔の実か？変な技を使いやがる。』
大きく振り下ろされた斧を槍の十字刃で止める
一打が重すぎる
力じゃとてもじゃないけど敵わないので、押される前に弾いた
あの斧邪魔だなぁ…
……なら
私は力を一点集中させるイメージをして、弾いたばかりの斧目掛けて槍で力一杯突いた
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なち(プロフ) - りなさん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！^ ^ (2016年5月8日 22時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白く、一気に読ませていただきました！続き、楽しみにしています！ (2016年5月8日 12時) (レス) id: 07f97e4929 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！期待を裏切らないよう頑張ります！！ (2016年5月7日 23時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 読ませていただき、お気に入りにもさせていただきました！！更新、楽しみにしてます！！！！頑張ってください！！！！ (2016年5月7日 19時) (レス) id: b8f07ad897 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - Hiyoriさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月5日 14時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月3日 12時
