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ディックが暴れているところに到着すると、さっきの2人組みの賞金稼ぎが既に戦っていた
「ありゃ、先越されたな。」
ゾ「っち……面倒くせぇルールだな。」
「って言ってもあの人達勝ち目なさそうだけど。」
さっき賞金稼ぎのルールがどうこうと注意されたばかりなので、私たちは一応様子をうかがう事にした
殴り飛ばされても何度も向かっていく2人だが、すでにボロボロで全く歯が立っていない
そこに小さな男の子が飛び出した
危なそうだけど…大丈夫かな
赤「信念をとおすために戦いたくなる時だってあるんだよ！」
途中参加だし、さけび声以外何言ってるのかあんまり聞こえないけど
思ったよりもあの2人ガッツがあるのかもしれない
もう立てるような状態じゃないのに、男の子を守るようにふらふらと2人は立ち上がる
ディック「長生き出来ねぇぜ。」
『はなからそんなこと分かってら！』
ディック「おい！てめぇら、とっとと片付けちまえ！」
ディックが指示したことで、2人に部下達が向かって行く
ディックと2人の間にいた男の子は蹴飛ばされ、私たちの足元まで飛んできた
「大丈夫？！」
少年「くっそぉ！」
ボコボコに殴られる2人を見て男の子が飛び出そうとしたところを、ゾロが腕を掴んで止めた
少年「なんだよ！離せ！あの人達はおれのために…。」
ゾ「戦う気があるなら、考えろ。自分の力なら何が出来るかを。」
涙を浮かべる男の子はゾロの言葉を聞いて、力を抜き飛び出すのを止めたようだ
渋いねぇ…
かっこいいこと言うじゃん、迷子のくせに
男の子が向かって行かないのを確認したゾロはスタスタと2人組の方に進んだ
ゾ「もう、良いんじゃねぇのか？とっくに勝負は決まってる。」
ちょうどディックの部下が2人に刀を振り下ろしたところをゾロが刀で止める
赤「う、おめぇ。さっきの。」
ゾ「ワリィな。お前らの獲物、横取りさせてもらう。急に金が必要になっちまってな。」
代刀…折っちゃったからね
黄「あ、ああ。」
突然のゾロの登場に混和している黄頭はガクガクと何度も頷く
ゾ「おーけー。」
ゾロは気合いを入れるかのように黒いバンダナを頭に巻いた
ゾ「お前らの刀ちょっと借りるぜ。」
赤「かまわねぇが。あんた一体…。」
落ちていた2人の刀を拾うと、ゾロは自分の白い刀を口に加える
赤「はっ！3本の刀！まさか！…海賊狩りのロロノア・ゾロ？！」
赤髪の叫ぶようなその言葉に、部下達も顔を青くし後ずさりした
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なち(プロフ) - りなさん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！^ ^ (2016年5月8日 22時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白く、一気に読ませていただきました！続き、楽しみにしています！ (2016年5月8日 12時) (レス) id: 07f97e4929 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！期待を裏切らないよう頑張ります！！ (2016年5月7日 23時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 読ませていただき、お気に入りにもさせていただきました！！更新、楽しみにしてます！！！！頑張ってください！！！！ (2016年5月7日 19時) (レス) id: b8f07ad897 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - Hiyoriさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月5日 14時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年5月3日 12時
