64 ページ14
父「実は数度に渡り海賊に襲われまして…村の商船を奪われてしまったんです。鍛冶屋として有名な島だったんですが……周りの商船も襲われているのか材料も入って来なくてこの有様です。」
カイ「おれも、島が襲われた時に連れて行かれたんだ。」
……また、海賊か
子供の頃、私たちが思い描いていた自由を求める海賊とは随分違って、実際海に出るとブルージャムのような嫌な奴ばかりだ
一般市民から幸せを奪うなんて…
「この島を襲ったのはカイがいた海賊じゃないの。」
私があいつら海軍に引き渡したんだから、もうこの島も大丈夫なのでは？
カイ「いや、あいつらじゃないんだ。あいつらはその手下で、親玉はもっと強い…。」
「……もっと強い？」
という事は、
父「あいつは海賊モッグといって、懸賞金は3000万ベリー。」
「……3000万。」
手下だというこの間の奴が1000万だったから、単純に考えて３倍
実際の強さはそれ以上だろう
その程度なら負ける気もしないけど…
父「モッグはただの海賊じゃない……あいつは悪魔の実の能力者なんだ。」
カイ「なんの実なのかは分からないけど、あいつの力で一瞬で村はめちゃめちゃになっちゃったんだ！」
悪魔の実の能力者……
自分が食べたといえ、まだどんな能力なのかよく分からないし
ゴム人間がそばにいたというだけで、世界にどんな能力者たちがいるのか見当もつかない
だからといって逃げるわけにはいかないし…
こんなところで負けたらダメだ
この先を1人でもしっかりと進むために、私はエースと一緒には行かず修行に励んだんだから
「そのモッグとかいう奴が来ても……大丈夫です。」
父「いや、でもお嬢さん…。」
カイ「父ちゃん！Aが大丈夫って言ったらきっと大丈夫だ！めっちゃ強ぇんだ！な！」
心配そうな顔をするお父さんに勢いよく言葉をかけ、私に笑顔を向けるカイ
「ふっ、当たり前！」
カイに向かって、手でグーサインを出した私もにこりと笑った
モッグが攻めてくるまでの間、自分の力をある程度理解してないといけないな
どんな力を秘めているのか謎なセトセトの実
自分の手のひらを見つめながら、これから一生付き合っていかなければならない悪魔の実を最大限利用しなければとこの時私は決意した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なち(プロフ) - りなさん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！^ ^ (2016年5月8日 22時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白く、一気に読ませていただきました！続き、楽しみにしています！ (2016年5月8日 12時) (レス) id: 07f97e4929 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！期待を裏切らないよう頑張ります！！ (2016年5月7日 23時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 読ませていただき、お気に入りにもさせていただきました！！更新、楽しみにしてます！！！！頑張ってください！！！！ (2016年5月7日 19時) (レス) id: b8f07ad897 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - Hiyoriさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月5日 14時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なち | 作成日時：2016年5月3日 12時
