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エ「サボ！A！いるか？」
エースの声に私達は木の影から顔をのぞかせる
「遅いじゃん。私達もうひと仕事終えたよ？」
あれから私は2人の海賊貯金に協力していた
お金を集めては手合わせをして修行をする毎日
いつの間にか私も2人と同じように、海に出ることが夢になっていた
海賊になるかは別として
エ「わりぃ、今日じじぃが来ててよ。」
「じじぃ？」
登ってきたエースと3人で円になるように大きな木の上に座る
エ「俺のじいちゃんなんだけど、強ぇししつけぇんだ。」
「エース、おじいちゃんいたんだ。」
エ「まぁ、血は繋がってねぇけどなぁ。」
「ふーん。」
サ「お前もこっち住めよ。」
ゴミ山に住む私とサボとは違い、山の向こうから長時間掛けて毎日ここに通っているエース
そんな面倒なことをしなくてもと、私達は思っていた
「お腹すいたな。」
サ「あはは！Aは女なのによく食うもんな！」
「女なのには余計じゃない？」
エ「いっつも腹減らしてるのは本当じゃねぇか。」
口を尖らせる私を見てケラケラ笑う2人を無視して私は木から飛び降りた
エ「待てよ！」
サ「お前、すぐ拗ねるの悪いクセだぞ！」
文句は言いつつも付いて来てくれる2人は優しい
友達として仲間として2人のことを私は大好きになっていた
エ「見た目くらい女っぽくしてみたらどうだ？」
「は？ぶん殴るよ？」
エ「やってみろよ、バーカ！」
「いたっ！エース！」
デコピンをして逃げるエースを追いかける
そんな私の横を走りながらサボは楽しそうに笑っていた
「サボもなんとか言ってよ！」
サ「髪くらい伸ばせば良いじゃん？綺麗なブロンドなんだから。」
「な！」
髪の毛を伸ばしたいとは思うけど、政府に見つかることを考えたら危ないことはしたくない
サ「ばれそうになったら俺らが隠してやるよ！」
私の考えてることはバレバレなのかにこりと笑うサボ
本当、サボには敵わない
「そのうちね。」
今はまだ女の子らしい自分に戻る勇気がないけど、2人と一緒なら良いかもしれない
エ「おい男女〜！髪型くらいで変わるかよ〜！」
私達の会話が聞こえていたのか、前を走るエースが馬鹿にしたように叫んでいる
「やっぱり、一発ぶん殴る！」
エ「やべっ！」
本気で怒った私に焦るエースをスピードを上げて追い
その後ろをやっぱりケラケラ笑いながらサボが付いて来る
こんな楽しい毎日がずっと続けば良いな
そう願うのが私の小さな夢だった
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なち(プロフ) - smileさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月1日 18時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ハル vollyballさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！私も早く成長した4人を書きたいです^ ^更新頑張ります！ (2016年5月1日 18時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
smile(プロフ) - すごく面白いです!!更新頑張ってください♪ (2016年5月1日 10時) (レス) id: 2ba70f3726 (このIDを非表示/違反報告)
ハル vollyball(プロフ) - とても面白くていっきに読んじゃいました！(^ ^)設定もよく考えられていて凄いなぁと思いました。四人が成長してからのストーリーも楽しみにしてます！更新、頑張って下さい！ (2016年5月1日 8時) (レス) id: 64076d9255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年4月25日 18時
