50 続編公開！ ページ50
あれから数日
頭の中では笑顔のサボが生きていて
もう会えないなんてこと信じることが出来なかった
特にルフィはまだよく泣いていて、あの丘で死んだようにうつ伏せになっている
エースはそんなルフィが許せないのか、後頭部を思いっきり殴りつけた
ル「ウッ……。」
エ「いつまでそうやってるつもりだよ。」
海を見ながら話すエースを見つめ、ルフィの隣に座って背中をポンポンと叩く
ル「エース…A…おれは。」
麦わら帽子をギュッと握りしめ、地面に顔を埋めたまま震える声で喋るルフィ
ル「…もっと！強くなりたい！」
ルフィの切実な言葉にグッと熱いものがこみ上げる
ル「もっともっともっともっと！強くなって…そしたら…何でも守れる、誰もいなくならなくて済む！」
ルフィの言葉を自分にも言い聞かせるように私はギュッと拳を握る
ル「お願いだからよ！……エースとAは死なねぇでくれよ。」
エ「バカ言ってんじゃねぇよ！おれの前にてめぇの心配しやがれ！おれ達より遥かに弱ぇくせに！」
ゴンと音がするくらい力一杯にエースはルフィの頭を殴る
エ「いいか覚えとけルフィ！おれは死なねぇ！！」
「ふふ、そうだよ。泣き虫な弟を残して死ねないよ。」
ル「……ゔん。」
可愛いルフィの前で姉貴面したけど、エースの言葉は私にも響いた
もう二度と大切な人を失いたくない
エ「おれは、頭が悪ぃからサボが一体何に殺されたのかわからねぇ。…でもきっと、自由とは反対の何かだ！」
自由を奪う存在……
エ「自由を掴めずにサボは死んだけど、サボと盃を交わしたおれ達が生きてる！だからいいかルフィ、おれ達は絶対にくいのない様に生きるんだ！」
ル「うん。」
私の目から一筋涙が落ちる
エ「いつか必ず海へ出て！思いのままに生きよう！誰よりも自由に！
それはきっと、色んなヤツらを敵に回す事だ。…ジジイも敵になる！ 命懸けだ！
出航は17歳！
おれ達は、海賊になるんだ！」
あの場所で自由を誓った私たち
もう涙は流さない
強く前を向いて生きて行く、サボの分も…
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
初めまして、なちと申します
ここまで読んでくださり、ありがとうございます！
たくさんの方に読んで頂けて嬉しいです！
第1章(幼少期編)終了です！
次章から成長し、オリジナルストーリーを主にAさんのお話が中心になっていきます
よろしければお付き合いください！
2016.5.2 なち
続編公開しました！
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なち(プロフ) - smileさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月1日 18時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ハル vollyballさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！私も早く成長した4人を書きたいです^ ^更新頑張ります！ (2016年5月1日 18時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
smile(プロフ) - すごく面白いです!!更新頑張ってください♪ (2016年5月1日 10時) (レス) id: 2ba70f3726 (このIDを非表示/違反報告)
ハル vollyball(プロフ) - とても面白くていっきに読んじゃいました！(^ ^)設定もよく考えられていて凄いなぁと思いました。四人が成長してからのストーリーも楽しみにしてます！更新、頑張って下さい！ (2016年5月1日 8時) (レス) id: 64076d9255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年4月25日 18時
