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翌朝、少しでも安心したくてコルボ山に帰りたかったのに、ゴミ山へ入ることはできなかった
どうしようもない私は、サボに会うため再び当てもなく中心街を彷徨う
エースとルフィは心配しているだろうか
早く会いたい
そう想いは募るばかり
背中が痛み、街の端でうずくまるように座った私は疲れが溜まっていたのかいつの間にか眠ってしまった
目を覚ますといつの間にか朝になろうとしていた
結局サボにも会えなかった
無力な自分が悔しくて、ただただ高町を見上げていた
サ「A？！」
ちょうどその時、背後から聞きたくてたまらなかった声がした
振り返ればそこには目を丸くして私を見つめているサボがいる
「サボ！！」
やっと会えた嬉しさと、ずっと抱えていた不安を拭い去るほどの安心できる存在の登場に私は勢いよくサボに抱きついた
サ「A？！どうしてここにいるんだ？怪我は！？火事は大丈夫だったのか？」
私以上に戸惑っているのか、サボは一気に質問してくる
「サボが…帰ってこなかったから…絶対戻っちゃ…ダメだと…思ったから…会いに来た。」
泣きながら話す私の頭をサボは戸惑いながらもいつものように優しく撫でる
どうしてこの手はこんなに落ち着くのだろう
サ「そっか、ありがとな。」
私をなだめるように背中をポンポンと叩くサボは驚くようなことを口にした
サ「でも、おれ海に出ようと思うんだ。」
「え？！」
驚きで顔を上げた私の視線の先のサボの顔は驚くほど晴れ晴れしている
サ「この国にいたらおれは自由になれない、だから海に出る。」
「サボ…。」
ニッコリと笑ったサボの顔はキラキラと輝いている
そんな顔されたら、止めることなんて出来ないよ
サ「A！おれと一緒にこの国を出ないか？」
「え？」
真剣な瞳で私を見つめて言う突然の勧誘に戸惑う
サ「って言いたいところだけど、今のおれじゃAを守りきれない。いつか迎えに来るから、その時は一緒に行こう。」
「でも…。」
海賊になるって決めてないよ、そう言葉を続けようとしたらサボに手で口を塞がれた
サ「嫌がっても無駄だ。その時は攫ってでも連れてくから。」
いつもはしない意地悪な笑顔に心臓がドキンと弾んだ
どうしていいのか分からない私は、ただ小さく頷く
サ「これ、エース達に渡してくれ。」
そう手渡されたのは私達宛の手紙
サ「そろそろ行かなきゃな。」
笑顔のサボを見送るため、私も一緒に港まで足を運んだ
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なち(プロフ) - smileさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月1日 18時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ハル vollyballさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！私も早く成長した4人を書きたいです^ ^更新頑張ります！ (2016年5月1日 18時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
smile(プロフ) - すごく面白いです!!更新頑張ってください♪ (2016年5月1日 10時) (レス) id: 2ba70f3726 (このIDを非表示/違反報告)
ハル vollyball(プロフ) - とても面白くていっきに読んじゃいました！(^ ^)設定もよく考えられていて凄いなぁと思いました。四人が成長してからのストーリーも楽しみにしてます！更新、頑張って下さい！ (2016年5月1日 8時) (レス) id: 64076d9255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年4月25日 18時
