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エースとルフィは無事だろうか…
コルボ山に居てくれればいいけど
ざわついた心はゴミ山で燃える炎のように落ち着かない
ゴーグルの中で流れる涙は止まることなく流れ続けた
『嬢ちゃん大丈夫か？』
赤い空を見つめ座り込んで泣いていた私が声の方に顔を向けると、そこには顔に刺青のあるおじさんがいた
みんなが逃げ、目を背ける中、他人に声をかけるこの人は周りとは違う何かを感じた
「おじさん、お願い。ゴミ山の人達を助けて。」
震える声で言うと、おじさんは私のゴーグルをずらし涙を拭ってくれる
『ああ……助けよう。』
燃えるゴミ山を見ていたおじさんが私に視線を戻した瞬間、目を見開いて固まった
視線が合い、驚いているおじさんに首をかしげる
『……ガブリエル。』
おじさんの言葉にハッとして、瞳を隠すように俯いた
なぜ油断したんだろう
私の瞳の色は珍しいから隠しなさいと言われていたのに
手配されてから3年
少しは成長したけど、やっぱり分かる人には分かってしまう
私の正体がバレたのではないかと心臓が慌ただしく動き、嫌な汗が背中をつたう
『…そうか、生きていたか。……ここゴアで。』
不安を抱く私の心とは裏腹に、独り言のように呟いたおじさんは私の頭を優しく撫でた
『……気をつけなさい。』
そう静かに言うとおじさんはゴーグルを目元に降ろし、私に背中を向け海の方へ行ってしまった
私が手配書のガブリエルだと分かったはずなのに、それ以上は何も言わずその場を去ったおじさんの背中をぼんやりと見つめる
私が生きてこの国にいることをあの人は政府に言うだろうか
そう思ってもおかしくない状況なのに、不思議とあのおじさんは大丈夫な気がした
「…みんなに会いたい。」
燃えるゴミ山を見て、私は心からそう思った
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なち(プロフ) - smileさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月1日 18時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ハル vollyballさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！私も早く成長した4人を書きたいです^ ^更新頑張ります！ (2016年5月1日 18時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
smile(プロフ) - すごく面白いです!!更新頑張ってください♪ (2016年5月1日 10時) (レス) id: 2ba70f3726 (このIDを非表示/違反報告)
ハル vollyball(プロフ) - とても面白くていっきに読んじゃいました！(^ ^)設定もよく考えられていて凄いなぁと思いました。四人が成長してからのストーリーも楽しみにしてます！更新、頑張って下さい！ (2016年5月1日 8時) (レス) id: 64076d9255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年4月25日 18時
