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それからまた数日後
ゴミ山を歩いていると騒ぎ声が聞こえてきた
声の方に行くと街の不良達の姿
”街から降りてきては、ゴミ山の人に暴力や悪さをする”
と、この間ここの住人が言っていた
初めて見る不良達の雰囲気はお世辞にも感じの良いものには見えなかった
近付いて見てみると、なにやら揉めているみたい
聞いた通り、ここの住人に暴力を振るっているのでは？と覗き込むとその中心にはこの間の男の子2人がいた
明らかに歳上の不良相手によく戦っている
でも数的に少し劣勢かな？
どうしてそうしたのかは分からない
不良達の荒んだ顔が嫌だったからか
多人数が2人を相手にしていたからか
二人の男の子に興味があったからか
理由なんて分からないけど、気が付いたら私は走り出していた
『うがぁ！』
男の子を殴ろうとしていた不良に飛び蹴りをすると、不良は転がるように倒れる
突然の加勢に、全員の視線が私に向いた
『くそっ！まだ仲間がいたのか！』
殴りかかってきた不良のパンチを避け、足を引っ掛ける
男の子2人は私の登場に驚いたように目を丸くしていた
「前っ！危ない！」
私の言葉にハッとした二人は、目の前の不良に意識を戻す
数分後、肩で息をする私達の足元には不良達が転がっていた
エ「てめぇっ！なんなんだよ！」
私の襟元を掴んだエースが睨んできた
「加勢してあげたのに、その言い方はないんじゃない？」
エ「あぁ？！頼んでねぇよ！！」
近距離で睨むエースはすごい迫力だ
サ「まぁまぁ、エース。落ち着けって。」
エ「っち！」
間に入ったサボの言葉に舌打ちをしたエースは乱暴に私を突き放した
サ「お前、この前俺らのこと見てたやつだろ？」
「うん、森で偶然見かけた。」
サ「なんで俺らの喧嘩に手を出した？」
怒鳴るだけのエースとは違い、サボは多少理性的なようだ
「…さぁ？」
首をかしげる私をエースはギロリと睨みつける
そんなこと聞かれたって自分が一番分からない
気づいたら駆け出していたのだから
「しいて言うなら似たものを感じたから…かな？」
エ「あ？俺らがてめぇと似てるかよ！」
「似てるよ。心に傷を持った目をしてる。」
笑って言った私の言葉に二人は目を丸くして固まった
『居たぞ！あそこだ！』
声がした方を振り返ると不良の仲間なのか、数人がこっちに走って来ていた
「「やべぇ！こっちだ！」」
「え？！」
前のめりになるように腕を引かれ、私達は走り出した
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なち(プロフ) - smileさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月1日 18時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ハル vollyballさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！私も早く成長した4人を書きたいです^ ^更新頑張ります！ (2016年5月1日 18時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
smile(プロフ) - すごく面白いです!!更新頑張ってください♪ (2016年5月1日 10時) (レス) id: 2ba70f3726 (このIDを非表示/違反報告)
ハル vollyball(プロフ) - とても面白くていっきに読んじゃいました！(^ ^)設定もよく考えられていて凄いなぁと思いました。四人が成長してからのストーリーも楽しみにしてます！更新、頑張って下さい！ (2016年5月1日 8時) (レス) id: 64076d9255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年4月25日 18時
