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天井からロープで吊られたルフィは血だらけだ
ゴクリと喉を鳴らした私は鉄パイプを構える
ル「うゔぅ……お…ばぇ…え゛ぇずどぉ…。」
涙でぐちゃぐちゃで何を言ってるのかよく分からないルフィ
ポ「小僧、1人でこいつを助けに来たのか？」
「だとしたら？」
ポ「お前の口を割らせるまでだぁ！」
剣をこっちに振り下ろしてくるのをギリギリで避け、横に飛んだ私はその勢いでポルシェーミの横っ腹を鉄パイプで殴った
ポ「ゔぅ、てめぇ！」
「うわぁ！」
鉄パイプを捕まれた私はそのまま放り投げられるように床に打ち付けられる
「くはっ！」
床に叩きつけられた勢いで口からつばと一緒に空気が出るようだった
「痛ぁ……。」
体格が違いすぎて、力で敵うわけがない
体を起こしながら見上げると、ポルシェーミ達が冷たい目で見下ろしていた
ポ「金はどこだ。」
「はっ、言うわけないだろ？」
あんな汚い目に負けたくない
死んでも教えたくないとその瞬間思った
とりあえず、勝てるわけないんだからルフィを連れて逃げる事を第一に考えなきゃ
小屋の中に視線を巡らすと、ルフィの近くにいる男が小さなナイフを持っていた
あいつならなんとかなる
床を蹴るように走り出した私はその男を鉄パイプで殴り飛ばす
『ゔぁぁ！』
飛びつくように向かってきた別の部下の攻撃を避け、男の手から転げ落ちたナイフを手に取ろうと飛びつく
ポ「この野郎！」
「グッ！」
ナイフを手にした瞬間ポルシェーミに頬を殴られ壁際まで吹っ飛び半身をぶつけた
口の中は血の味が滲み、頬は熱く感覚がない
壁に打ち付けた肩から腕にかけての半身はジンジンと痺れていた
自分の非力さに嫌気がさす
踏ん張る力さえあればこんなノロマに負けないのに
生理的に出てくる涙を拭うと、ルフィの方へ駆け寄り勢いに任せてロープを切った
ドサリという音と共にルフィが床に転がる
ポ「ああ、ああ、すばしっこくちょこまかと鬱陶しいなぁ。」
やはり逃げるのには無理があったか、すぐに目の前にポルシェーミが立ち塞がった
私は背後で倒れるルフィをかばうように背中に隠した
「おい、お前走れるか？」
ル「ゔ……ゔぅ…。」
一応背後に尋ねてみるものの、ボロボロのルフィには無理そうだ
ポ「舐めた真似しやがって、2人まとめて殺してやる。」
下唇をぐっと噛み締め、これまでかと覚悟した私にポルシェーミの剣が振り落とされた
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なち(プロフ) - smileさん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2016年5月1日 18時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - ハル vollyballさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！私も早く成長した4人を書きたいです^ ^更新頑張ります！ (2016年5月1日 18時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
smile(プロフ) - すごく面白いです!!更新頑張ってください♪ (2016年5月1日 10時) (レス) id: 2ba70f3726 (このIDを非表示/違反報告)
ハル vollyball(プロフ) - とても面白くていっきに読んじゃいました！(^ ^)設定もよく考えられていて凄いなぁと思いました。四人が成長してからのストーリーも楽しみにしてます！更新、頑張って下さい！ (2016年5月1日 8時) (レス) id: 64076d9255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年4月25日 18時
