ひらがな ページ44
それから2、3時間食って呑んで、大笑いして。
それでもまだ早い時間だったから、もう一軒行くぞ！ってなって、
そこで3、4時間食って呑んで、大笑いして。
くったくたで家に帰ってきたのは、既に深夜の1時を回った頃だった。
3人でそこそこ覚束ない足をわらわらと動かし駅に向かっていた時、ほろ酔いのレベルをゆうに超えた大倉が、
緑「信ちゃんっ！」
少し歩幅を広げて私と信五さんの前に出て、くるっと振り返った。
紫「なんや 笑」
緑「これからは、2かげつは、おれがかれしやからな！」
おぉ大倉…見事に全部ひらがなに聞こえるぞ 笑
紫「おぉせやな 笑」
緑「しんちゃんよりも、かれしになるんやからな！みとけ！」
「はは… 笑」
なんて小1時間前の出来事を、ソファーに身を預けながら思い出していると…
目の前のローテーブルに置いていたスマホが震えた。
手に取ると、LIMEの電話の着信だった。
そして、なおも震え続けるスマホの液晶には…
"おーくら"
応答をタップして、スマホを耳に当てる。
「もしもし？大倉？」
私はゆっくり帰ってきたから酔いは割と覚めてきているけど、大倉はどうかな…？
って気になっていたのに、スマホからは一向に大倉の声がしない。
「おーい。おおく… 緑「ちゃうもん」
これは…まだひらがなか？ 笑
「大倉まだ酔ってる？」
緑「時間、見て」
「ん？」
噛み合わない会話に戸惑いながらも、言われるがままに耳からスマホを離して時刻を確認する。
10月1日(土) 1:34 am
…あ、そっか。そうだよね。
スマホを耳に戻す。
緑「Aちゃんは、もう俺の彼女やで」
「う、うん…そうだったね」
緑「Aちゃん？」
「ん？」
緑「好きやで」
少し雑音の混じったその言葉は、ひらがなじゃなかった。
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なっち(プロフ) - 5050さん» コメントありがとうございます！！わぁぁそんな風に言っていただけるなんてなんたる幸せ…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡亀更新な上に駄文極まりないですが、楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(^^) (2019年6月13日 1時) (
レス) id: 31aefe47bb (このIDを非表示/違反報告)
5050(プロフ) - このお話すごく好きです！この先がとても気になります！大変かと思いますがお話楽しみに待っています！！ (2019年6月13日 0時) (レス) id: 10d3d11638 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - ささん» コメントありがとうございます！！！なんと嬉しきお言葉…（ ; ; ）駄文極まりないですが、これからもきゅんきゅんしていただけるように頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2019年2月3日 22時) (レス) id: 2527585a5e (このIDを非表示/違反報告)
さ - なっちさんの小説読んでてきゅんきゅん止まんないです！大好きです！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: da80ac47d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっち | 作成日時：2018年9月27日 13時
