ずっこい ページ43
「あっ…すみません…」
紫「ん？どうした？」
ふてくされる大倉をよそに、私は気になっていたことを尋ねることにした。
「呼び方って、明日から戻したほうがいいですか…？」
緑「呼び方っ！？」
ギョッと私を見て、それからキョロキョロと私と信五さんを交互に見る大倉。
緑「呼び方ってなにぃ！？」
紫「そんなんしたら目玉落ちてまうでたつ 笑
彼氏なんやから呼び方もそれっぽくなるやろが 笑」
緑「なんて呼んでたん？」
私を見つめて真剣に訊く大倉。
「信五さんって呼ばせてもらってたよ？」
その真剣すぎる眼差しに若干押されながら答えると、さらに目を見開いた大倉。
緑「マジか…」
紫「あかんあかん目ん玉ほんまに落ちてまう 笑」
大倉の表情を見てガハッと笑った信五さん。
紫「Aがよければそのまんまでええよ… 緑「Aっ！？」
紫「なんやねん 笑 そりゃ彼氏の呼び方があるなら彼女の呼び方もあるやんか 笑」
表情が忙しないな大倉… 笑
「あっありがとうございますじゃあ…そのままでいいですか？
私のこともそのままの呼び方で大丈夫です！」
本心のままにそう言うと、信五さんは嬉しそうに微笑んだ。
紫「ほんまに？ありがとぉ」
「いえいえ！こちらこそ！」
2人でやり取りをしていると、視界に入る大倉はまたふてくされていた。
緑「あかんよ…」
紫「なんでやねんな 笑 ほなたつも呼んで貰えばええやんか」
信五さんの言葉を聞いた大倉は、私に少し顔を近づけた。
緑「Aちゃん！日跨いだら俺のことは"たぁくん"って呼んでな！」
「え？"たぁくん"？」
紫「自分"たぁくん"って呼ばれたいんか 笑 誰もそんな風に呼んでへんで？ 笑」
緑「だからやんか！みんな俺のこと上の名前で呼ぶから、彼女には下の名前で呼ばれたいやん！」
駄々をこねてるみたいに言う大倉。
でもなぁ…
「ガラじゃないなぁ…私が"たぁくん"って呼ぶんでしょ？笑」
紫「確かに 笑 Aからは想像できんな… 緑「もう！信ちゃん黙ってて！」
信五さんにプンスカ文句を言ってから、ずいっとさっきよりも顔を近づけた。
緑「Aちゃん…あかんかなぁ…？」
私よりも高い位置に顔があるのに上目遣いのように眉を下げて私を見ながら、ねだるようにそう言った。
うっ…くそぉ…可愛いな…
「…善処します」
緑「うん！ありがとぉ！」
紫「そういうとこずっこいわぁ〜」
…ほんと。ずっこいわ。
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なっち(プロフ) - 5050さん» コメントありがとうございます！！わぁぁそんな風に言っていただけるなんてなんたる幸せ…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡亀更新な上に駄文極まりないですが、楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(^^) (2019年6月13日 1時) (
レス) id: 31aefe47bb (このIDを非表示/違反報告)
5050(プロフ) - このお話すごく好きです！この先がとても気になります！大変かと思いますがお話楽しみに待っています！！ (2019年6月13日 0時) (レス) id: 10d3d11638 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - ささん» コメントありがとうございます！！！なんと嬉しきお言葉…（ ; ; ）駄文極まりないですが、これからもきゅんきゅんしていただけるように頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2019年2月3日 22時) (レス) id: 2527585a5e (このIDを非表示/違反報告)
さ - なっちさんの小説読んでてきゅんきゅん止まんないです！大好きです！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: da80ac47d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっち | 作成日時：2018年9月27日 13時
