次の日 ページ11
「…っ…」
目を覚ますと、部屋の窓を覆うカーテンの隙間から日が差していた。
この角度からってことは、まだ午前中だな…なんて思いながら、
詳しい時刻を見る為に枕の横に置いていたスマホのロック画面を表示させる。
「9時半か…」
あいにく、昨日の今日で良くなってるはずもなく、少し寒気を感じながら寝室を出てとりあえずトイレに行く。
「あー…あたまいた…」
眉間にしわを寄せながらリビングのソファーに座ると、昨日と同じ場所にいる飲みかけのスポドリと食べかけのウイダーが目に入った。
…と同時に、昨日の村上課長が脳内に蘇る。
そういえば…
「されたなぁ…お姫様抱っこ」
やっべ。口に出したら思った以上に恥ずかしい。
重くなかったかな…いや絶対に重かった。
わー恥ずかしっ！！！！すげー恥ずかしい！！！！
…って！！その前に！！お礼の連絡！！！
慌てて、でも引きずるように、寝室に戻ってスマホを取って来る。
今は勤務中だから、いつでも見られるようにとりあえずLIMEに送っておこう。
A勤務中に失礼致します。昨日は本当にありがとうございました。スポドリとウイダーもご馳走様でした。戻ったらご迷惑おかけした分取り戻させてください!
送信をタップして画面を消してローテーブルの上にスマホを置いてから、
半分残ってたウイダーを全部食べて、少ししか減っていなかったスポドリを半分くらいまで減らした。
それから、ちょっと頑張って寝室から掛け布団を持って来て、それにくるまってソファーに横たわった。
あれ…いつの間に寝てたんだ…
朝と同じ方法で時刻を確認すると、14時36分。
泥のように眠るとはこのことだな…なんて思いながらも、おかげでまだ熱っぽいし体はしんどいけど起き上がっても頭痛や目眩はしない。
そして代わりに感じる「空腹感」。そりゃそうだ。昨日の夜からスポドリとウイダーから口にしていないのだから。
でも、何かを作って食べる気は起こらない。
そんな時に最適なのはそう…
「やっぱ缶詰の桃なんだよねうん」
独り言を言いながら、缶詰の桃を食べる。
あぁ…このシロップの絶妙な甘さ…素晴らしきかな。
昼過ぎのワイドショーを観ながらチビチビと食べていたその手が止まった。
思い出したのだ…
「あれ…？このあと大倉来るんじゃね？」
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なっち(プロフ) - 5050さん» コメントありがとうございます！！わぁぁそんな風に言っていただけるなんてなんたる幸せ…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡亀更新な上に駄文極まりないですが、楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(^^) (2019年6月13日 1時) (
レス) id: 31aefe47bb (このIDを非表示/違反報告)
5050(プロフ) - このお話すごく好きです！この先がとても気になります！大変かと思いますがお話楽しみに待っています！！ (2019年6月13日 0時) (レス) id: 10d3d11638 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - ささん» コメントありがとうございます！！！なんと嬉しきお言葉…（ ; ; ）駄文極まりないですが、これからもきゅんきゅんしていただけるように頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2019年2月3日 22時) (レス) id: 2527585a5e (このIDを非表示/違反報告)
さ - なっちさんの小説読んでてきゅんきゅん止まんないです！大好きです！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: da80ac47d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっち | 作成日時：2018年9月27日 13時
