ぎゅー ページ4
「…え？」
緑「何その顔 笑 どんな感情やねん 笑」
「いやだってあの…帰りたくないって…」
緑「めーっちゃ楽しいから、帰りたくないなーって 笑」
「えっ…」
ただただドギマギする私にははっと笑うと、ゆっくりと繋いでいた手を解いた。
急に左手が外気にさらされたような感じがした。
緑「けど、泊まるんは流石にまだやと思うから…せやから…
ぎゅーだけしてええ？」
顔は大人なのに、"ぎゅー"という表現があどけなくも思えて、つい笑ってしまった。
…大倉。
あんたやっぱり、面白いわ。
「いいよ」
緑「えっ！？ええの！？」
「なんで言い出しっぺが一番驚くんだよ 笑笑」
緑「ダメ元やってんもぉん…」
「ほら、来ないの？」
腕を広げてみると、「来ます」と即答されてまた笑う。
緑「行くで？」
「どうぞ？」
意を決したというような表情で、一度だけ小さく息を吐いてから、
こちらに向かって正座をして、膝立ちのようになってこちらに少し身を乗り出して、
大倉は私を
ぎゅーっとした
緑「…思ったより小さいねんな」
「喧嘩売ってんのか」
緑「ちゃうちゃう 笑
仕事バリバリできてサバサバしとるけど、結構華奢で全体的に小さいねんなって思って」
「なにそれ？」
緑「かわええってこと」
「…なにそれ？」
緑「好きやなぁってこと」
「またそういうこと言って」
緑「しゃーないって言ぅてるやん 笑」
「…もう分かりました」
緑「ご納得いただけましたか 笑
…あー月曜から朝会えるんやね。電車で」
「あ、そう言えばそうだね」
緑「忘れんとって！楽しみにしてんねんから！」
「はいはい 笑 忘れないよ」
緑「また遊びに来てもええ？
映画なくても、ええ？」
「料理は？」
緑「それはいくらでも。いつまでも」
「いつまでも…は分からないけど 笑」
緑「引っかからんなぁ 笑」
「笑笑」
よし！ありがとう！と元気よく私から体を離した大倉。
さっきの左手みたいに、外気にさらされたような感覚を覚えたのは、
大倉の体温が、高いせいかな？
けれどさっき
なんだか布団のような大倉に包まれて、思わず目を閉じていた私がいた。
ーーーーーーーーー
更新亀すぎますね…申し訳ございません…
出来る限り更新致しますので…どうか！これからもお読み頂けると嬉しいです…！
2019/11/04
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なっち(プロフ) - 05090516acさん» コメントありがとうございます！わわ！嬉しすぎます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ここ数ヶ月余裕がなくてなかなか更新できませんでした…申し訳ございません…！出来る限り更新いたしますので、これからもよろしくお願いいたします！ (2019年11月4日 0時) (
レス) id: 8413da9aaa (このIDを非表示/違反報告)
05090516ac(プロフ) - 初めまして！この小説楽しみにしているのでまた、更新して頂けたら嬉しいです！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: 2cfd32ee74 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - @りこ@さん» コメントありがとうございます！！わぁぁぁ嬉しいです…(´；ω；`)亀更新ではありますが、楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(^_^) (2019年9月24日 20時) (レス) id: 31aefe47bb (このIDを非表示/違反報告)
@りこ@(プロフ) - 初めまして。引き込まれて一気に読みました。床の上で繋がれた手、最高です(≧◇≦)たぁくんとの方が自然で良いですね〜☆たぁくんがずっと好きだった人だからその想いが出ててとってもかわいいです。ラブラブになれるといいなと思います。楽しみにしてます(*'▽') (2019年9月21日 9時) (レス) id: ab3496b852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっち | 作成日時：2019年9月4日 4時
