こんな星の夜は…wtnb ページ48
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「今日だっけ、双子座流星群」
オフィスの誰かがそんなことを言っていたなとふと思い出し空を見上げる。
今日のタスクが終わり、コンビニでも寄って帰ろうと歩いている所だった。
流れ星はぱっと見つからないけど、空気が澄んでいて綺麗な星空。
綺麗だなぁと思うと同時に、ふとAに会いたくなった。
2つ歳上で、既に就職した幼馴染はつい先日、晴れて俺の恋人になった。
平日だし忙しいかな。
そう思いつつも今何しているかLINEすると家でダラダラしているとのことで、会いにいく約束を取り付けた。
Aの家まであと2駅、という所でふと足元を見ると靴紐がほどけかけていることに気付き屈んで結ぶ。
と、小学生の頃蝶結びが出来ない俺のスニーカーの紐をAが結んでくれた事を思い出す。
Aはそんなこと覚えてないかもしれないけど、俺にとってはAがしてくれたこと全てが大切な思い出になっているなぁ。
この思いをぶつけてみようか。
いやでもなぁ。ちょっと恥ずかしいしなぁ。
そんなことを考えているとAの最寄り駅についた。
『こうちゃん、いらっしゃい。急に会いたいなんてどうしたの？』
少しでも早くAに会いたくて駅から走った為上がった息を整える。
「今日、星が綺麗でさ」
『うん』
「綺麗だなって思ったらAに会いたくなった」
『何だか今日はロマンチストなんだね』
クスクス笑いながら温かいココアを持ち、部屋に招き入れてくれる。
「うん、とびっきりにロマンチストなんだ。だから伝えたいことがあって」
「俺、Aのことが好きなんだ」
いつもなら照れて言えない言葉。
でも、とても大切な俺の気持ち。
『嬉しい。私もこうちゃんのこと大好きよ』
知ってる、そう思いながらAを抱き締めると心地よい温もり。
ああ、俺幸せだなぁと噛み締めた。
ス.タ.ー.フ.ィ.ッ.シ.ュ/E.L.L.E.G..A.R.D.E.N.
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nacco(プロフ) - Nulla.さん» コメントありがとうございます！本当だ！全部違ってました…ご指摘ありがとうございました。 (2019年12月4日 17時) (
レス) id: 11a871ef0a (このIDを非表示/違反報告)
Nulla.(プロフ) - コメント失礼します！川上さんの拓郎の郎って［朗］じゃないですかね？勘違いでしたらすみません！更新頑張ってください！ (2019年12月4日 16時) (レス) id: d3e911df95 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - こんにちは、楽しく読ませていただいております！！リクエストで山本さんとの激甘、甘など読みたいです！できればいくつかの場面で読みたす！お時間ある時にでもよろしくお願いします！ (2019年12月1日 6時) (レス) id: da4a91ac36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n | 作成日時：2019年11月26日 8時
