in the…ymmt ページ5
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「Aちゃん、このスカート捨てちゃうの？」
何となしに断捨離しようとクローゼットをひっくり返し初めて早1時間。
様子を見に来た祥彰が捨てる物箱から水色のギンガムチェックのスカートを取り出す。
『うん、もう1年位履いてないからねー』
「このスカート好きなのになぁ」
『そうなの？知らなかった』
特に履いてないことも、履いた時に褒められた覚えもない。
でも最近の服の好みと合わないんだよなぁ…
「初めて会った時このスカート履いてたでしょ？凄く可愛い子だと思ってたんだよね」
祥彰と初めて会った時…私が高校対抗のクイズ大会に出た時だ。
ってことは7年前？
『凄い、よくそんなこと覚えてるね』
「Aちゃんが何でも忘れすぎなの」
大切な出会いの思い出の為に捨てないでね、なんて可愛く甘えられたら、従うしかない。
『じゃあ、祥彰はその時の服まだ持ってるの？』
「うーん、分かんないや」
『何だそれ』
いつかきっと、こうやって話した日も思い出になる。
それ位ずっと先まで、一緒に時を紡いでいきたいね。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「あ、このワンピースは初デートの時に着てたから捨てないでね」
『そんなこと言ってたらもう何も捨てられないよ！』
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n(プロフ) - 葉華さん» 葉華様✳︎コメント頂きありがとうございます！とっても嬉しいです！また楽しんで頂けるようなお話を紡げたらと思いますので良かったら見にきて下さい❤︎ (1月22日 22時) (
レス) id: 32f17af958 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - どれも素敵な作品でキュンキュンしました！素敵な作品をありがとうございます。 (1月19日 5時) (レス) id: 799c11267c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n | 作成日時：2020年4月22日 21時
