【ヒプマイ】シンジュクの小児科医師【麻天狼】【男主】 (ページ43)

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42.そこまで来ると恐怖ページ43

乱数「えっへへー！そんなのお見通しだよ！

予選は通過したけど本線初戦敗退だったよね！

ボクちゃーんと覚えてるよ！」

「嫌味を言いに来ただけなら帰ってくださいね。

僕今仕事中なんです。」

乱数「ごめんごめん！

嫌味言いに来たわけじゃないよ！

ただ、珍しい名前だったし

三兄弟で出てるの珍しかったから覚えてるんだよ！」

「……いい加減用件を。」

乱数「そーだったね！ボクってばうっかり屋さん！」

こつん、と頭を叩いた。

…あれ、確かこの人24歳…

トテトテと僕の方に歩みよると

僕の手を握った。

乱数「A、ボクと付き合って！」

「は…？」

思わず本音が出てしまった。

いや、誰でもそうなるでしょ…！？

初対面でいきなり付き合ってって…正気じゃない…

「冷やかしですね。帰ってください。」

乱数「ボクは本気！！

ボク、君に一目惚れしちゃったんだ！！

ね、いいでしょ？」

「良くないです！！

すみません看護師さん！外に連れてってください！！」

乱数「わっ！ちょっと！

あとで返事聞くからねー！！」

看護師「院内ではお静かに…！！」

突然現れた嵐が去り

一息ついた。

けど、すっきりとした気持ちではなかった。

「もう…何なんですかいったい…。」

こんな話、麻天狼の3人に聞かれたら溜まったものじゃない…。

「…やめよう。さて、お昼お昼！」

寂雷「………。」

まさか、彼が聞いていたとも知らずに

僕は昼食をとった。