【ヒプマイ】シンジュクの小児科医師【麻天狼】【男主】 (ページ21)

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20.勘違いの種ページ21

「……あのねぇ…」

風邪完治後、無事に出勤しました。

さて、今は休憩時間なんだけど

今、とある人物と電話している

その人物は

女友「「お願い！！何かいい案ないかな！？」

「「自分の子供の名前くらい自分で決めてくださいよ！

それか旦那さんと一緒に決める！以上！切りますよ！」

女友「「お願いだよぉぉ！！！！夫と意見が合わないのー！！！！」」

「「知りません！！僕まだ仕事があるので！」」

女友「さっき休憩中って言ったでしょ！！！お願いぃぃぃ！！」」

…学生時代の女友達。

同級生での結婚って微笑ましいですね！

ってそうじゃないです

自分の子供の名前の案を僕に出してほしいとの事

名付け親になんてなりませんよ、僕は。

ｶﾞﾗｯ

寂雷「あぁ、天官先生ちょっと………」

女友「「何か一文字だけでいいから！ね？」」

「「ね？じゃないです。子供の名前は貴女で決めてください！」」

寂雷「……え？」

ｶﾞﾀｯとカルテが落ちる音が響いた。

けれど、女友達の図々しさに呆れそんな音さえ気づかなかった。

わりと長い時間話ていたが、とうとう女友達が諦め、電話を切った。

女友「「もう！わかったわかった！自分で決める！仕事中ごめんね！！バイバイ！！！！！」」

「あ、ちょっと！

…何なんですかあの人！！

……って、神宮寺先生じゃないですか。

どうしました？そんなに固まって…。」

寂雷「…なんでも無いよ。それより……。」

この時、ちゃんと深追いしていれば良かった。

そうしていれば、「麻天狼緊急会議」が開かれることはなかっただろう。