番外編19 全ての元凶... ページ32
『あの子は連れさられたのよ。何者かによって』
『赤ん坊を連れてきました』
『悠久の玉を手に入れるのに、必要な存在･･･』
『僕は･･･僕を不幸にした者たちに、何も出来ずに終わるのか･･･』
タイ、君･･･！
この人が･･･
過去に、タイ君をさらった。
国王「どうした？そんなに震えて。そんなに私が憎いのか？」
再び、クク･･･と笑いながら
言ってくるのが聞こえる。
そんなんじゃない。
憎いんじゃない、
恨めしいんじゃない。
私の目の前に、
全ての元凶が立っている。
･･･タイ君の、仇･･･。
国王「フッ･･･ムリもない。私もお前には恨みがある」
A「う･･･ッ」
唸りながら、
両手で顔を覆う。
スネリ「A、どうしたの！？」
とても止まらない。
拭っても拭っても、
溢れる涙が。
どうしてだろう･･･。
国王「我が名は、透門沙李。今度こそ悠久の玉を手に入れ、この世界を支配する！！」
こちらの様子を察することなく言う
相手に、もっけは怒りを覚えたらしい。
証拠に相手を睨みつけて居た。
国王「･･･この私を倒す気か」
その言葉に、
私はハッとして顔をあげた。
いつの間にか、
スネリも前に立って身構えて居る。
相手は指を立てると、
唱え始めた。
国王「"万鬼伏蔵せよ。雷光焼殺符･･･」
A「スネリ、もっけ！」
国王「急々如律令"！！」
唱えた瞬間、
私は2人の前に飛び出す。
「「A！！」」
後ろでそう叫ぶのが聞こえた。
それと共に、体に大きな衝撃が走る。
A「きゃあああッ！！」
呪符にやられた後、
私は前のめりになって倒れた。
もっけ「A！！」
スネリ「A！しっかりして！」
2人の声がして、スネリに
抱えられるのを目に見る。
もっけ「てめぇ･･･！」
ソル「･･･あ･･･、A！」
走り出すソル君に、沙李は
扇子を口元にあてながら言う。
沙李「こら、ソル。どこへ行く。お前の居場所はこっちじゃろう？」
ソル「ﾋﾞｸｯ)･･･」
もっけ「A！しっかりしろ！」
スネリ「はやく手当てを･･･」
一度は怯えたソル君は、
ぐっと堪えると口を開く。
ソル「ごめんなさい、王」
傷つけられた私は
その時くらいに気を失った。
そこから先の事は、
よく覚えて居ないから。
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フェイル(プロフ) - マカロンさん» どういたしましてー！ (2013年5月25日 6時) (
レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - マカロンさん» 漫画版の方は完結になってしまいましたねｗｗ 小説版の方もなるだけ頑張っていきます! 緑字のお話ですが、コメントの最後の方をよく見てみてください! (ﾚｽ)と書かれている部分があるので、試しにそこをクリックしてコメントをしてみてくださいね! (2013年5月22日 20時) (レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - マカロンさん» お久しぶりですー！ご観覧ありがとうございます！ (2013年5月22日 19時) (レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - 鈴乃さん» タイ君人気ですよねカッコイイですよね! ご観覧ありがとうございました! (2013年4月25日 19時) (レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃(プロフ) - このタイ君かっこいいです！！ (2013年4月21日 20時) (レス) id: 43209eea25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェイル | 作成日時：2011年3月10日 22時
