番外編9 姉さんが着がえるなら ページ22
妖怪の世界の良いところは、
2人が変化する必要がないという点だ。
地に降り立つと、周りの人･･･、
妖怪は人型動物のような者ばかりだった。
「いらっしゃい！安くしとくよー」
「これは上等な帯でね･･･」
でも幻想的な世界だ。
キョロキョロと見まわすと、
小さなモアイが居たり
窓からカメが覗いて居たりと
もう呆然とするしかない。
スネリ「大きな市場ね。初めて見る場所だわ」
A「へー」
もっけ「どうやらここは俺達が居た沢白国とは違う国の様だな。妖界の国なのに服を着て居るのも珍しい･･･」
スネリ「そう思うとなんか恥ずかしくなってきたわ･･･」
一糸まとわず。
A「私も人間界の服だから目立ってるのか」
成程、と当たり前の事に
納得してしまった。
A「それにチョーカーを落としちゃったから、うず目のままで･･･」
スネリ「妖界では見られても大丈夫よ。うず目の事を知ってるのは私達だけだもの」
A「そっか･･･そうだよな･･･」
思考が追いつかなくて、
ただ周りの景色に驚く。
目に鮮やかな建物。
そこで飛び交う妖怪たちの声。
私は妖怪達の中心を歩いてる。
夢を見てるんじゃないかって、
一瞬、錯覚を起こした。
もっけ「おい、ボーッとすんな」
心配そうに言う声と同時に、
ふわっと小さな風を感じる。
片羽を一度振ったのだろう。
A「む･･･」
「あんた達、旅の人？」
ふと声をかけてきた女の人の声。
だが私は一ミリも期待はしていない。
綺麗な女の人なんて全く期待してない。
･･･声をかけてきたその人を見る。
正しくは妖怪だが気にしない。
「ちょっとウチ見てきなよ、良い服沢山揃ってるよ！」
スネリ「あら･･･服屋さん？」
A「お姉さんんんんもちょっと頑張ったら言う事なしかなあああああお姉さんんんんん」
「？」
もっけ「やっぱりまだ健在だったか」
「この国では服を着るのが常識なんだよ！」
いきなり会話を始めながら、
私の背中をドンッと押した。
A「おぇッ」
「アンタ珍しい衣来てるねー。その服なら三着ぶんと交換してあげるよ！」
スネリ「A！折角だから着がえてみましょ」
A「スネリ姉さんが着がえるなら」
もっけ「基準がおかしいだろ」
〜・〜・〜
番外編10 お嫁に行けなくなった時→←番外編8 妖怪の姿に戻ってるの
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フェイル(プロフ) - マカロンさん» どういたしましてー！ (2013年5月25日 6時) (
レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - マカロンさん» 漫画版の方は完結になってしまいましたねｗｗ 小説版の方もなるだけ頑張っていきます! 緑字のお話ですが、コメントの最後の方をよく見てみてください! (ﾚｽ)と書かれている部分があるので、試しにそこをクリックしてコメントをしてみてくださいね! (2013年5月22日 20時) (レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - マカロンさん» お久しぶりですー！ご観覧ありがとうございます！ (2013年5月22日 19時) (レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - 鈴乃さん» タイ君人気ですよねカッコイイですよね! ご観覧ありがとうございました! (2013年4月25日 19時) (レス) id: 463bf347e5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃(プロフ) - このタイ君かっこいいです！！ (2013年4月21日 20時) (レス) id: 43209eea25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェイル | 作成日時：2011年3月10日 22時
