漫画版☆妖界ナビ・ルナ～part２～ (ページ32)

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第５９話　死んでしまう── ページ32

(貴方side)

A「ま、待って！もっけ、スネリ！ま・・・」

2人が行ってしまうのを止めようとすると
私を突き飛ばそうとする2つの手が見えた。

それを受け流した時、やっと分かった。

A「(もしかして、操られて・・・。)」

受け流したその手の片方の腕を瞬時に掴んだ。
これはもっけの腕だ。

その掴んだ手を振り払おうとしたので、そのままもっけに抱きついた。

A「もっけ、もっけ！スネリ！」

傍らにたっていたスネリも私を引き剥がそうとする。
必死に離さないように腕に力を入れた・・・けど

A「っ・・・・・・ぅ！！」

腹に痛みを感じた。おそらく殴られたか蹴られたかどっちか。
腕の力が無くなった時、2人は私の元から居なくなっていく。

50階はありそうなビルの屋上の端でそんな事をやっていた私は、
体全体の力が抜けた為、そこから地面へ落ちていく。

ス『こんな夜中まで何してたの！？』

も『怪我してるじゃねーか！！』

2人の言葉を思いだす。
その2人はどこかへ行ってしまった。

私の事を心配してくれた。
2人は私にとって大切な人なのに、止められなかった。

体に力が入らないため、第三の目を開眼出来ない。

私はこのまま死んでしまうのだろうか。

まだ死ぬわけにはいかないのに、死んでしまうの？
2人を助けないといけないのに？

その空中で、私の意識は途切れた。

そして私の体が地面に近付く。
その場所は人気がない場所だった。

────死んでしまう────

その時、

『死ぬわけないじゃない─死んでもらったら困る──』

しずくさんの声が聞こえたのだった。

・・・・・・・・・・
part2はこれで尾張です((字が違うって
今回は超遅かったですよね。御免なさいorz

では、part3でお待ちしております！