本当に大丈夫なんか。 ページ20
gr side
俺の家には姉の娘が住んでいる。
理由は進学学校に通うため出来る限り近くの家に住みたかったのと、「一人暮らしは私が許さない！」という過保護な姉の言葉だ。
長い間会っていなかったが、姉の頼みは断れず、渋々頼みを聞き入れることになった。当日ドアを開けると、大人しそうな少女が立っていた。
第一印象は良かった、良かったんだ。だが、蓋を開けてみるとただのゲーム馬鹿だった…。そこからは夜中起きた際にぼそぼそ声が聞こえたり、いつの間にか俺のデザートが無くなっていたり…本当に大変だった。
今は慣れたが。
とある撮影日にAに静かにしろ、と言い撮影をした後「撮影って何撮ってるの？」と聞かれ答えてからあいつのぶりっ子新メンバーの作戦が始まった。今のぶりっ子声はあの日から特訓して出せるようになったんだとか。
そして日が飛び、メンバーが無理やりな理由をこじつけて家にやって来た訳だがさっきからキッチン廊下等のカサカサ音が絶えない。メンバーに未成年の女と同居してる事がバレると面倒なことになるのでバレぬようと忠告をしておいたがこれじゃあバレてしまうじゃないか！
俺はこのままではバレると思い、トイレに行くとメンバーに嘘を付いてAの部屋の前に立った。するとすぐに出てくるAに、あいつらが不審に思っている、ということを伝えるとAは、今の行動が怪しい、と言われてしまった。
「だが実際にキッチンに行ったゾムが、”何処からか視線を感じた“と言っていた。俺だけ不審者扱いはおかしいよなぁ？」
『実際不審者扱いされてるのはグルさんじゃん。』
「ム…。そうだがそれは関係無いだろ！！」
『はいはい、もう出ないから安心して。あ、グルさん“余計な部屋に入るな”って言ってくれてるんだよね？』
彼奴らが来ると話した際、俺はバレるのが嫌だから元から言う予定だったが、Aが部屋を覗かれたくないから入らせないでね、と言っていた。
「あぁ、言ったから心配要らないぞ、と言いたいところだが…。彼奴らは何しでかすか分からん。お前の部屋に入る可能性は０じゃないゾ。」
『それを止めるのがグルさんの仕事だからね、よろしく頼むよー？』
と、言うだけ言ってAは部屋の中に戻った。
本当に大丈夫なんか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 834人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Youtopia(プロフ) - コメント失礼します｡更新お疲れ様でした｡とても面白かったです！ (2020年7月14日 21時) (
レス) id: 187900a3dd (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - お疲れ様です！すごく面白かったです！下に変な文句をつけるだけのひとがいるけど気にしたら負けです！頑張ってください！ (2020年7月3日 2時) (レス) id: 8c6028ae84 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 面白かったです。そしてお疲れ様でした (2020年6月9日 18時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 更新お疲れさまでした。とても面白いと面白いました！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 5d687b4a81 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - この小説とても面白かったです。更新お疲れさまでした (2020年6月7日 13時) (レス) id: 4bb753c254 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅葉 | 作成日時：2019年3月25日 22時
