マブから進展したい樹くん (ページ19)

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今年のクリスマスもひとりぼっち。

お友達というお友達がいない私にとって、SixTONES全員がお仕事してる今の状況は大ピンチ。

久しぶりにお仕事が早く終わったというのに。

こんな寂しくクリぼっちとして過ごさなきゃいけないなら、早まるよりむしろ仕事伸びてくれたほうが良かったんじゃない？なんて思えてきちゃう。

急に光った携帯には

[山田涼介]

の四文字。

「もしもーし」

『Aです』

「間違え電話じゃないわ！ワンコールで出たし暇してるでしょ？」

『クリスマスに女の子に暇してるでしょはアイドルとしてどうなんですかね。』

「ごめんごめん笑
お時間あるなら俺と一生に過ごしてくれませんか？」

おっとっと。思いの外の破壊力に五秒くらいフリーズしちゃった。

『ま、まあ空いてないことも？ないですけど』

「ははっ、負けず嫌いめ。笑」

「今さゲームしてんのね？家来ない？」

『いやですよ、なんでわざわざ聖なる日に人がゲームしてるとこ眺めなきゃいけないんですか』

「違うよ笑、ゲーム飽きてきちゃったからさ。久しぶりに遊ぼうよ」

『山田くんもゲームに飽きとかくるんですね』

「ねぇその“山田くん”呼びやめて」

『..家行ったらちゃんと呼ぶから。』

「よし。お迎え行くからいまAどこ？」

カッコいい車でお迎えに来てくれて、途中で買ってくれたであろうココア、、

そんな初心な年齢でもない私にはこのあと何が起きるかなんてわかってる。

でも今はその優しさに甘えてたいの。