マーガレットを君に１

＃２ ページ2

3ヶ月の研修を経て部署に配属される日



配属先は営業部、、少し不安、、


ノルマとか厳しいんだろうか、あぁ、どうしよう


でも阿部くんも営業部だったみたいですごく心強い



唯からは事業部になった、とメッセージがきた



各部署の新入社員の集合場所に向かっていると唯が走ってくるのが見える




唯「Aー！」


『唯！久しぶり！』



後ろからひょこひょこと佐久間くんもやってきた


佐久間くんとは特に接点もなく入社式以来に会う



唯「部署一緒じゃなかったね、かなしい〜」


『唯、事業部かぁ、、一緒がよかった、、』


唯「Aと佐久間一緒なのずるい」



え、佐久間くんと一緒？


パッと見ると目を逸らされる


私、嫌われて、ます？





そこからはオフィスに上がり部長に挨拶をしてから営業部の皆さんへの挨拶


その時見知った顔があった


向こうも気付いたようで挨拶中なのに大声を出される


深「まって、Aじゃん！」


やっぱり、辰哉くんだ


隣にいた塩顔の男性が辰哉くんを叩く




挨拶が終わり先輩方はそれぞれ仕事を始めている


さっきの塩顔の男性が教育・指導係だと紹介された



渡「渡辺です、まぁやってる内に慣れる」


え、適当すぎない？


深「久しぶり！俺、分かる？」



渡辺さんの後ろからひょこっと顔を出してきたのはさっきの辰哉くん



『わかる、ります』


深「なんだよその変な日本語」


渡「なに、知り合い？」


深「実家が隣同士で昔よく遊んだのよ」


渡「あー、幼馴染てきなやつ？」


深「まぁ、でも俺のが年上だったし中学上がる頃には全く会わなくなったから今日もめっちゃ久々」


『お久しぶりです、』


深「なぁんでそんな他人行儀なのよ」


いや、なるでしょ

小学校以来話してないんだよ？

しかも先輩ですよね？


深「めっちゃ大人の女になっててビックリしたわ」


『あーそりゃどうも、』


渡「はははぁ笑」


え、今の高い笑い声、渡辺さん？こんな風に笑うの？意外すぎる、、


渡「お前が女の子にこんな態度取られてるの初めて見たわ」


深「昔から素直じゃねーのな、ほんとは嬉しいくせに」



頭に置かれた手で髪をわしゃわしゃされそうになり慌てて仰け反った



『いや嬉しくないですし、やめてください』



その様子を見て渡辺さんはお腹を抱えて笑ってる


この見た目でゲラ、？怖そうって思ったけど、そんなことないのかな、、

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