(石川)君色恋愛模様 ページ23
「Aー！」
私の絶賛ぐーたらタイムに、突如割り込んできたのは知ってる声で。
ああ…これで何度目だ。もはや何度目でもないか。ほぼ毎日繰り返される。
用事は？って聞いても、なんとなくって毎回答えられるからもう聞くのはやめた。
ばたばたと部屋に入ってきたこの人。
ねえ、一応私女の子だよ。健全なる女子大生の部屋に何も言わずに入ってくるなんてどうゆう神経してるのこの人。
もし着替えてたらどうすんの。
うるさい祐希に隠れるようにベッドに潜り込めば、どしっと上に何かが被さった。待って、ほんとに重いって。
ましてや顔隠れてんだから息できないっつーの！手を出してばしばしと祐希を叩けばやっと避けてくれた。
「重い苦しい帰って」
「やだ帰らない」
「やだって子供じゃないんだから」
つまんなそうに口を尖らせるこいつ。かわいいとか思っちゃう私はただの末期。
あーあーあー。なんで祐希みたいなやつ好きになってんのか。
全日本で例えるなら柳田さんみたいなクール系な方が好きなのに。
なんて思ってると、ばっと祐希の顔が目の前に。思わず後ろに後ずされば思いっきり後頭部を壁にぶつけた。
「いった…」
あまりの痛さにうずくまって、頭を抑える。ほんとに痛い。祐希のせいだ。近いんだ馬鹿。心臓もたないんだよ馬鹿。
ふいに手を取られて、私の代わりに頭を撫で始めた。
「A、大丈夫？」
「…だい、じょうぶ」
「いまのすっごい痛そうだった」
痛いの痛いの飛んでけー、なんて笑う祐希。あーもー、好きだ。なんだかんだ好きだ。
「どしたの？」
「え？」
「顔赤いけど、熱でもある？」
「……！ない！」
「…変なの」
ふっと笑う顔に私はいつまでも弱いみたい。
君色恋愛模様
(いつもいつも、君で頭がいっぱい)
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maruyamaryuh(プロフ) - 更新期待してます!! (2017年7月30日 8時) (
レス) id: b5f2cd076b (このIDを非表示/違反報告)
ayuu(プロフ) - リリさん» はじめまして！ありがとうございます(●' '●)ちょっとペースト落ちつつありますが一生懸命書きますね(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月1日 23時) (レス) id: 24001718ca (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - 初めまして。いつもお話読ませていただいています(o^^o)どれも胸がきゅん、となる素敵なお話ばかりで癒されています。これからも楽しみにしていますね(^ ^) (2016年8月1日 0時) (レス) id: 67d32b43af (このIDを非表示/違反報告)
ayuu(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます( ^ω^ )これからも少しでも幸せになっていただければと思いながら書かせていただきます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年7月28日 16時) (レス) id: 24001718ca (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - Daysの1から見させていただいてます！毎回キュンキュンさせられてます(笑)これからも応援してます、更新頑張って下さい！ (2016年7月28日 13時) (レス) id: f8c7f97da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：as | 作成日時：2016年7月23日 21時
