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『ところで京介君、こんな所で道草してて良いの?』
藤牧「うん。1時間くらい時間空いちゃって。コンビニ行こうとしたらバッグが歩いてたから声かけた。今日市川さんしか見当たらなかったから、匠海が大騒ぎしてたよ」
『え?なんで?』
藤牧「さあ?」
じゃあ俺バニラ〜って言いながらボタンを押す。
『じゃあ私はチョコにしよ〜っと』
2人でアイスを選んでからベンチに腰掛ける。
藤牧「そういえば匠海で思い出したけど、昨日帰りの車で匠海が、今日は赤飯や〜!Aちゃん記念日や〜!って叫んでたけどなんかあったの?」
『…ブッ、』
藤牧「うわ汚っ!なにやってんのも〜、」
そんなの、むせずにはいられないでしょう。
『ゲホッ、…ふぅ、、…ただ、下の名前で呼んだだけだよ』
藤牧「あ〜、匠海だけ苗字だったもんね」
まさかそんなに喜ぶとは。
そんなに嬉しかったのかと思うと、思わず頬が緩む。
藤牧「…なんで匠海だけ敬語で苗字呼びだったのか聞いてもいい?」
『…たいした理由じゃないよ?』
そっと話し始める私に顔を向ける京介君。
『初めて会った時、1番年上に見えたの』
藤牧「…はぁえ?」
『いや、今思うと全然なんだけど、礼儀正しさとか、貫禄というか、、とにかく、この人が1番年上で偉い人なのかなって思ってて、そこからずっと敬語だったから今更馴れ馴れしいのは、、ってなって』
洸人君も年上だと思ってたけど、話しやすかったしな。
まあ、匠海君も話しやすかったけど、なぜか緊張してしまって、、。
藤牧「…Aちゃんって、もしかしてアホだったりする?」
『なっ、、!それは失礼!』
ごめんごめん、なんて笑いながら言ってるけど、許してあげないからね。
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みなみ - 主様のペースで全然大丈夫ですよっ!!🤭更新された日はすごく嬉しいです。このお話本当に好きで、更新はまだかまだかといつも確認しています(笑)😂完結するまで楽しみにしています!!頑張ってください!! (8月12日 0時) (レス) id: 0c99d37284 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 更新、そして続編もあるとのこと、とっても嬉しいです🥹!楽しみにしています!!!作者様のペースでこれからも更新頑張ってください^_^🎶 (8月11日 22時) (レス) @page50 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - ずーーっと大好きですこの作品!好きすぎて何回目だよってくらい読み返しています(笑)な様のペースで更新頑張ってください!応援しています^^ (6月17日 14時) (レス) @page39 id: 0459d68993 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - この小説を見つけた時からもう大好きなんです…🤦♀️こんな感じのお話を書いてる方があまりいないので、出会えて良かったです。これからもずっと更新待ってます!! (5月18日 21時) (レス) id: 0c99d37284 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - 匠海くん推しなのでこの作品はたまりませんっ…!!更新すごく楽しみにしています^^ (2023年5月2日 13時) (レス) id: 732715e1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2023年4月26日 2時