ふわふわ天然系3 (ページ50)

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大谷「ちょっとこれ、どこ向かってます？」
水原「んーちょっとね。会わせたい人がいて」
大谷「会わせたい人？せっかくの休みなんだからトレーニングさせてくださいよ」

マジで。
朝早くから一平さんに連れ出されてる。
会わせたい人って誰だよ。
僕が今1番会いたいのは1人しかいない。
もう何ヶ月会ってないっけ？
テレビ電話はしてるけど。
会って、顔見て抱きしめて…色々したい。色々。

水原「着いたよ」
大谷「なんで空港？」
水原「まぁまぁ、着いて来て」

本当なに。
どこまで行くの、これ……

大谷「え…」

僕の視線の先には会いたくてたまらなかった人。

「翔平くん！」
大谷「うそ…」
水原「行っておいで」

一平さんが肩をポンッと叩いた。
走った。めちゃくちゃ走った。
で、思いっきり抱きしめた。

「んふ！ビックリした？」
大谷「した…めっちゃビックリした…」
「サプラーイズ」
大谷「顔…見せて」

僕を見上げる顔…あぁ、Aだ。

大谷「会いたかった…」
「私も！だから来た」
大谷「今日休みって知ってて？」
「もちろん！一平さんに聞いたから。
全部一平さんが手配してくれたから、翔平くんからもお礼言ってな」
大谷「わかった」

悪態をついた事も謝ろうと思う。