ふわふわ天然系3 (ページ43)

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「ごめん…やっぱり迷惑…やんな」
大谷「違う！迷惑なわけない！」

ヤバイ…大きい声出しちゃったし。

大谷「ごめんなさい。ちょっとビックリして…」
「…」
大谷「Aさん、こっち見て」
「うん」

あぁ…目に涙たまってる…

大谷「僕も好きだよ」
「え？」
大谷「今日、Aさんに好きだって言うために来た」
「ほんまに…？」
大谷「本当に。出会った時からずっとAさんが好きです。
僕の彼女になってください」
「はい！嬉しい…」

小さく呟いて、両手で顔を隠した。
なんだこの可愛い生き物は。

大谷「告白する前に、メジャー行きの話もしたかったんだけど…」
「あ、うん」

話す順番がおかしいけど、話した。
付き合ったばかりでこんな話は酷だけど、大事な事だから。

大谷「本音を言うと、付いて来て欲しいんだけどね。
無理なのはわかってるから」
「うん…すぐには無理かな…
お店の事もあるし、はるぽんが許してくれるかわからんし」
大谷「ですね」
「でも、私も本音を言うと全部放り出して付いて行きたい」

可愛く笑って言った。
それだけで充分だ。

「翔平くん」
大谷「ん？」
「今日ってすぐ帰らなあかん？」
大谷「え？別に大丈夫だけど」
「うちにお泊まりしませんか？」
大谷「え！？」

またも爆弾発言。お泊まり…お泊まり！？

大谷「え、いやあのいいんですか」
「めっちゃ焦るやん」
大谷「そりゃ焦る！だって2人でしょ？2人っきりでしょ？」
「そうやで。だって翔平くん、私の彼氏やろ？」
大谷「彼氏…です。お泊まりします」

彼氏…なんていい響きなんだろう。