ふわふわ天然系3 (ページ5)

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「キャッ！」
中島「うわッ」

勢いよく泳いできた翔平の波でAちゃんの乗ってた浮き輪がひっくり返った。

「卓…さん！足…！」

海から頭が出たり入ったり。ヤバい。
足ついてないんだ。

中島「大丈夫。掴まって」

足がつかなくて若干パニックになってるAちゃんを抱き上げた。

「はぁ…怖かった…」
中島「大丈夫大丈夫。ちょっと息上がってるからゆっくり呼吸して」
「うん…めっちゃ水飲んじゃった…気持ち悪い…」
中島「とりあえず戻ろう。翔平」
大谷「すみません…」
中島「お前、勢いよすぎだから。
このままAちゃん連れてくから浮き輪持って」
大谷「はい…」

砂浜まで戻ると遥輝が待ってた。
Aちゃんを降ろすとヨロヨロと遥輝に近づく。

「はるぽんー…」
西川「大丈夫か？」
「めっちゃ水飲んだ…」
西川「ちょっと横になり」
「うん」

Aちゃんの肩を優しく抱いて。カップルか！
翔平は…

大谷「はぁ…」
中島「今の所いいとこないぞ」
大谷「わかってます…」

本当翔平って不器用っていうか、なんていうか。
野球の時みたいに自信満々さを出せばいいのに。
Aちゃんの事になると本当ダメ。
それにしてもAちゃん…スベスベのふわふわだった…
あれはヤバい。
だってほぼ素肌だし。