ふわふわ天然系3 (ページ38)

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朝6時。
いつも起きる時間。

「はぁ…」

起きて1発目にため息とは。
今日は働きたくないな…休みにしようかな…
あかんかな…
ベッドから出ずにウダウダ。

「よし！」

気合いを入れて山田くんにLINE。

「今日はお休みにしよう！」

休むんかいって感じやけど。
今日はいい。休む。
お客さんに笑顔で接する自信がないな、今日は。

西川「A」
「ん？」
西川「起きんでいいん？」
「うん。今日は休む」
西川「大丈夫か？しんどい？」
「違うよーただ休みたいだけ！後ちょっと寝るから」

ドアのそばに立ってた遥輝が私のベッドに座った。

西川「わかった。ゆっくりしとき」
「うん…ありがと」

ポンポンって頭を撫でてから部屋を出て行った。
相変わらず優しいな、遥輝。

「寝すぎた…」

次に目を覚ましたのは10時。
寝すぎ。
遥輝、朝ごはん食べたかな？洗濯もしなあかんな。

石川「おはよう」

リビングにおったのは、慎吾ちゃん。
ソファーに座ってテレビ見てた。

「お…はよう…なんでいてんの？」
石川「Aに会いに来たから」
「わざわざ？」
石川「うん」
「はるぽんは？」
石川「なんか広報に用事あるって出かけたよ」
「そうなんや」

久しぶりの慎吾ちゃん。

石川「久しぶりやな」
「うん、久しぶり。おかえり」
石川「ただいま」

ニカッと笑った慎吾ちゃんを見たら、なんか安心した。
なんやろ？遥輝と似てるからかな。
慎吾ちゃんって安心するんよね。
きっと慎吾ちゃんも私を心配して、わざわざ来てくれたんやろな。

「んふ」
石川「なに笑ってんねん」
「慎吾ちゃんやなって思って」
石川「なんやそれ」
「お腹空いてない？」
石川「空いてるー腹ペコ。遥輝さん、コーヒーしか淹れてくれへんしな」
「何か作るから待ってて」
石川「マジで？Aのご飯久しぶりやわ」

またニカッと笑った。