ふわふわ天然系4 (ページ9)

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「なー山田くん」
山田「なんでしょう」
「山田くん、バイトじゃなくて社員になるつもりない？」
山田「へ？社員？ここのですか？」
「イエース」

ここ最近考えてる事を山田くんに言ってみる。

「こんなお店の社員になるなんて、将来どうなるかわからんし不安やと思うんやけどさ」
山田「いや、不安とかは全然ないです！
いいんですか？社員なんて…」
「山田くんさえ良ければ」
山田「めちゃくちゃ有難いです！」

お給料はもちろん今より上げるし、保険とかその他諸々も話し合って、もうひとつ重要な事。

「で、将来的には山田くんにこのお店任せたいと思います」
山田「は？え？どういう事ですか」
「んー何年後かはまだわからんけど、私アメリカ行こうと思って」
山田「大谷さんのとこ？」
「そう。やっぱずっと何年も離れてるのは寂しいし、しんどいかなって」

ずっと夢やった自分のお店を、はるぽんや皆のおかげで出す事が出来て、それを手放すのは正直辛いけど、山田くんが引き継いでくれるなら良いかなって思い始めてる。

山田「僕なんかで良いんですか…」
「山田くんやから任せたいって思ったよ。
パソコンで出来る事務的な事はアメリカから私がやるから」
山田「わかりました！頑張ります！」
「んふ！ありがと」

はるぽんにはまだ何も言ってないけど、許してくれるかな。
はるぽんと離ればなれになるのも辛い…
大丈夫かな…私。