＊なんて事ない日常を3＊米津玄師 (ページ1)

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「あたしもごめんな」
米津「ううん、俺が悪い」

なかなか体が暖まらなくて焦る。

「温かいお茶入れよっか」
米津「うん、そうだね」
「ちょっと待ってな」
米津「俺も行く」

着いて行く必要なんてないんだけど。
お湯が沸くまで後ろから抱きしめていよう。

「あの動画…」
米津「うん」
「なんか嫌やった」
米津「うん…ごめん」
「中ちゃんから聞いたけど、覚えてないんやろ？」
米津「全然…あの子も知らない子で…酔ってて歌った事も覚えてない」

あ、お湯湧いた…タイミング…
Aは俺から離れて急須にお湯を入れた。

「あほや」
米津「あほだね」
「玄師の不注意やで」
米津「はい…ごめんなさい」
「あんなに拡散されて…」
米津「本当ごめん」
「反省してる？」
米津「してる…めっちゃ反省してる」
「じゃもういいよ。許す」

Aが項垂れる俺の頭を撫でた。
人に髪を触られるのは好きじゃない。
でもAに触られるのは好き。

「でも次やったら知らんで？」
米津「はい」
「玄師は人気者なんやって事、もっと自覚して」

湯飲みを２つ持ってリビングへ行くAの後ろをトボトボ歩く。

「はい、飲んで温まろう」
米津「うん」
「中ちゃんに迷惑かけたな」
米津「そうだね」
「何かお礼しなあかんわ。今度うち呼んでご飯ご馳走しよ」
米津「え…」

それはちょっと微妙なんですけど。

＊諸事情により1度削除しました。申し訳ないです＊