銀魂２撮影中 ページ12
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「 A〜、ちょっとこのダウン借りていい？ 」
「 いいですよ、入ります？ 」
「 うん、よゆー 」
と言って、私がスタッフさんから借りた
大きめのダウンジャケットを借りていった小栗旬さん。
「 旬くん、寒いんですか？ 」
旬「 煙草吸いに行こうと思って。
A煙草嫌いそうだし、外で吸ってくるね。 」
煙草の匂いは得意じゃないけど
別に気にしなくていいのになあ、と思いながら
台本を読み始める前に外を見ると、寒そうにしながら
煙草を吸い始める旬くんを発見。
「 あんなに寒そうなのに吸いたいのかなあ… 」
私は温かいお茶を飲みながら
みんなとわいわい話してる方が断然好き。
「 ねえねえ、お亮。
煙草っておいしいの？苦くないの？ 」
亮「 え、何いきなり(笑)
おいしくはないけど…俺は好きだよ 」
「 男の人ってみんな好きなの？
ほら、旬くんも、まーくんも、お亮も、柳楽っちも
あ、だーすーはどうだろう。別に興味ないけど 」
亮「 興味ないって(笑)言い方もっとあっただろ(笑) 」
「 いや、うーん。(笑)ねえほら見て旬くん。
あんなに寒そうにして、私が借りたコートまで着て
1人で寂しそうに煙草吸ってる。私は理解出来ない。 」
亮「 まあ女の子は分かんない子の方が多いかもね。
体には良くないから絶対Aは吸うなよ！ 」
「 1人ぼっちよりみんなといる方が好きだから吸わない 」
亮「 さっき1人でいた癖によく言うわ！(笑) 」
なんて会話をしてたら、旬くんが戻って来て
旬「 ダウンありがとねA。
お前も暖めてないと風邪引くぞ！ほら着ろ！ 」
「 え、あ、はい 」
とか言いながらダウンジャケットを着せられて
「 なんか煙草の匂いする 」
旬「 煙草吸ってたからなー…匂い無理だった？
ごめんな、別の借りてくるから脱いでいいよ 」
「 え！このままでいいです！
旬くん着てた後だからちょっと暖かいし
そこまで気にならないから大丈夫です！ 」
旬「 無理すんなよー。
あんまり嫌だったら脱いでいいからな 」
なんなんだろう、この彼氏感。
考えてみたら
貸したコートに彼氏の匂いが付いてる、とか
彼氏持ちの子はこんなこと当たり前なのかな。
だとしたら…
「 …ずるいなあ 」
亮「 は？ 」
「 あ、ごめん、なんでもない 」
私も毎日胸キュンしたいなあ、はあ、ずるい！
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作者名：なーちゅ | 作成日時：2017年12月30日 22時
