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ru「 へぇ、Aちゃんも甘いの好きなんだ 」
『 っわ、ラウールくん、だっけ？ 』
上の方から声がすると思ったらスタイルおばけのラウールくんだった。ベネズエラとのハーフらしく顔が整いすぎている。ダンスもピカイチ、勉強も出来るんだとか。
「 そうだよ、僕も飲み物取りに来たの。さっきはあんまり話せなかったからね、同い年同士仲良くしようね 」
『 うん、こちらこそ 』
「 あ、オレンジにしたんだ、僕も同じのにしよっと 」
ジュースを片手に部屋に戻ると、彼はこの部活に入った経緯を教えてくれた。
「 僕ね、めめとずっと仲良くて同じ部活に入ろうと思ったんだ、そしたら佐久間くんにスカウトされたって言うから見に行ったら速攻採用されたの 」
阿部くんがさっき佐久間くんのダンスが俺は一番好き、って言っていたから相当なものなんだろうな、ラウールくんは。
『 目黒くんと仲良いんだ 』
「 そう、めめはいつも優しくしてくれるの。仲良しだよ 」
きゃははって高い声で笑うラウールくん、つられて私も笑顔になる
「 最後に部屋に戻る前にAちゃんのタイプ教えてよ、僕知りたいな 」
『 タイプか……渡辺せんぱいかな！ 』
「 そこは揺るがないんだね 笑 」
『 彼以上に好きになれる人が見つかる気がしないもん 』
「 僕、応援してるからね！ 」
さて、私が渡辺せんぱいに釣り合うわけもないので付き合えるわけが無いのですがラウールくん。推させて貰ってるだけで幸せです、わたし。
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作者名：ローラースケートの達人 | 作成日時：2022年10月20日 23時
