てぐんさんの嫁9 (ページ17)

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LE「あ、もしもしA？大丈夫？変わりない？」

テグニひょんがAヌナに電話をかけている。
日本に来てからもう何度目だろう。

HK「20回目」

数えてたのか、サンヒョク。

HB「ほんとに？かけすぎじゃない？」
KE「心配なんだよ」
N「まだ日本に来て数時間だけどね」

珍しくAヌナは日本へ行く俺たちについてこなかった。
もちろん、テグニひょんも俺たちも一緒に行くものだと思っていたのに。

LE「ダメに決まってるだろ！皆いないのに何かあったらどうするんだよ！
あ、A！…切られた…」

急に怒鳴ったかと思ったら携帯を見つめてしょんぼりなテグニひょん。

N「どうしたの？」
LE「Aが今日飲みに行くって…」

皆がいないのをいい事に羽を伸ばす気だな。

LE「何回も電話してこなくても大丈夫だって言われた…」
HB「まぁ、ちょっとかけすぎだよね」
LE「何かあったらどうしよう…」

おいおい、コンサート前になんだよそのテンション。
とりあえずAヌナにメールをいれる。

RV【テグニひょんのテンションだだ下がり】

すぐに返事がきた。

【知らない！私、子供じゃないんだから心配しすぎ！】
RV【今、韓国にいないんだから心配するのは当たり前だろ。皆、心配してるよ】
【わかってるけど、ちょっと電話多すぎるよ…そんな数時間で何も変わらないのに！】

確かにね。

RV【テグニひょんの心配する気持ちもわかってあげてよ。飲みに行くのはいいと思うけど、あんまり遅くならないようにね】
【わかってるよー！テグナにも遅くならないようにするってメールしとく】

しばらくするとテグニひょんへメールが入ったよう。
メールを見てちょっとニヤついている。

LE「よし、テンション上がった！」
RV「Aヌナから？」
LE「うん」
RV「なんて？」

俺がそう言うと携帯を俺に渡す。

【さっきはごめんね。
ちゃんと遅くならないように帰るからね。
心配して何回も電話くれてありがとう。
テグナの事が大好きな日本のファンの人たちにカッコいいテグナを見せてあげてね！
あ、でも私が1番テグナの事大好きだからね！】

このメールでテンションが上がったらしい。
さすがAヌナ。テグニひょんの事をよくわかっている。

RV「単純」
LE「え？」
RV「いや、なんでもない」