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Aヌナは馬鹿だ。
そんな事ぐらいでテグンがヌナを嫌いになるなんてありえない。

N「ヌナ」
「ん?」
N「今日、僕休みだから出かけようか」
「え?」
N「最近あんまり出かけてないでしょ?
気分転換に買い物でもしよう」
「うん…そうだね」

あまり乗り気じゃない感じだけど、強引に連れ出した。




N「さ!何から見る?」
「ハギョナに任せるよ」
N「じゃーやっぱりまずはスニーカーだね!」
「そうだね」

スニーカーを見るAヌナの表情が少しだけいつもより柔らかくなった気がした。

N「いいのあった?」
「これ可愛い」
N「よし、じゃーこれハギョン様が買ってあげましょう」

僕がそう言うとパッと顔をあげた。

「いいの?」
N「いいよーもちろん」
「なんで?」

ちょっと笑顔になった。
なんだか久しぶりに見た気がする。

N「ヌナが笑ってるから」
「え…私そんなに笑ってなかった?」
N「全く笑ってないよ、最近。
皆、心配してる。
ヌナが笑顔でいてくれないとさ、家の中がどんよりだよ」
「そっか…ごめんね…
皆にも謝らないとだね」
N「まずは、テグナとちゃんと話しなきゃ。
じゃないと、何も解決しないよ?」
「そうだよね…避けてたってどうにもならないもんね」

よし!と言って気合いを入れるAヌナ。

N「じゃーこのスニーカー買って、服も見にいこう」
「ありがとう、ハギョナ」

スニーカーを買い、店を出てヌナの好きな服屋に入る。
テグンとちゃんと話す事を決めたAヌナの表情は晴れやかだった。
良かった。もう大丈夫だろう。

「ハギョナー!このワンピース可愛くない!?」
N「お!いいじゃん!可愛い!」

いつものAヌナだ。

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作者名:ななななん | 作成日時:2015年11月18日 18時

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