338 ページ35
Aヌナは馬鹿だ。
そんな事ぐらいでテグンがヌナを嫌いになるなんてありえない。
N「ヌナ」
「ん?」
N「今日、僕休みだから出かけようか」
「え?」
N「最近あんまり出かけてないでしょ?
気分転換に買い物でもしよう」
「うん…そうだね」
あまり乗り気じゃない感じだけど、強引に連れ出した。
N「さ!何から見る?」
「ハギョナに任せるよ」
N「じゃーやっぱりまずはスニーカーだね!」
「そうだね」
スニーカーを見るAヌナの表情が少しだけいつもより柔らかくなった気がした。
N「いいのあった?」
「これ可愛い」
N「よし、じゃーこれハギョン様が買ってあげましょう」
僕がそう言うとパッと顔をあげた。
「いいの?」
N「いいよーもちろん」
「なんで?」
ちょっと笑顔になった。
なんだか久しぶりに見た気がする。
N「ヌナが笑ってるから」
「え…私そんなに笑ってなかった?」
N「全く笑ってないよ、最近。
皆、心配してる。
ヌナが笑顔でいてくれないとさ、家の中がどんよりだよ」
「そっか…ごめんね…
皆にも謝らないとだね」
N「まずは、テグナとちゃんと話しなきゃ。
じゃないと、何も解決しないよ?」
「そうだよね…避けてたってどうにもならないもんね」
よし!と言って気合いを入れるAヌナ。
N「じゃーこのスニーカー買って、服も見にいこう」
「ありがとう、ハギョナ」
スニーカーを買い、店を出てヌナの好きな服屋に入る。
テグンとちゃんと話す事を決めたAヌナの表情は晴れやかだった。
良かった。もう大丈夫だろう。
「ハギョナー!このワンピース可愛くない!?」
N「お!いいじゃん!可愛い!」
いつものAヌナだ。
112人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななななん | 作成日時:2015年11月18日 18時