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LE「いってきます」
「…」

ミュージカルに出演する事が決まってからAの様子がおかしい。
理由はなんとなくわかっている。

N「Aヌナ、テグナ出かけるよ?見送らなくていいの?」
「いい…」

ハギョンの部屋に篭って出てこない。

RV「しょうがないよ、テグニひょん。
今はそっとしといた方がいいよ」
LE「わかってる…」

ため息をついて家を出た。
もう何日もまともに話していないし、顔も合わせていない。
夜、寝る時もAは隣にいない。
さすがに辛い。

LE「だからってどうしようもないんだけど…」



ーーー
テグニひょんが出かけてからAヌナがハギョニひょんの部屋から出てきた。
最近、全く笑わない。
見てるこっちが辛くなる。

RV「Aヌナ」
「ん?」
RV「テグニひょんの気持ちもわかってあげなよ」
「うん…わかってるよ。でも気持ちが追いつかない」
RV「ヌナの気持ちもわかるよ?でも、仕事だろ?」
「そんなのわかってる!」
RV「わかってるんだったら」
N「シガ!」

ハギョニひょんが首を横に振っていた。
言いすぎた…

「そんなことシガに言われなくてもわかってる!
わかっててもどうしようもないの!
私の気持ちなんてわかってくれてないじゃない!」
N「ヌナ、落ち着いて。ヌナの気持ち、ちゃんとわかってるから。
テグナだってちゃんとわかってるよ」

久しぶりにAヌナが声を荒げた。
そんなAヌナをハギョニひょんが優しく抱きしめる。

「ハギョナ、私間違ってる?」
N「間違ってないよ。誰も間違ってない」
「全部受け入れるなんて無理なの」
N「そんなの当たり前だよ。大丈夫、わかってるから」
「仕事だってちゃんとわかってる。でも嫌なの」

そう言って泣き出してしまった。
ヌナの気持ちも考えずに俺はまったく…

RV「ごめん、Aヌナ…」
「私もごめんね…駄目だね、私。
こんなんじゃテグナにも嫌われちゃうかな…」

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作者名:ななななん | 作成日時:2015年11月18日 18時

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