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「あぁ…やっちゃったよ…」

鏡を見ながらうなだれる。
伸びた前髪が気になって自分で切った。
完全に切りすぎだ。



HK「あれ?ヌナ、どうして家の中で帽子かぶってるの?
しかもそんなに深く」
「あーうん、ちょっとね。寒くて」
HK「寒い?大丈夫?」
「大丈夫大丈夫!気にしないで」

たぶん全然誤魔化せていない。
サンヒョクが変な目で私を見ている。

HK「Aヌナ」
「ん?」
HK「前髪切った?」
「え!」
HK「怪しすぎるよ、その帽子」
「だって…切りすぎたんだもん…」
HK「え!そうなの?見せて見せてー」

サンヒョクが私の帽子を取ろうとしてくる。

「ちょっと!やめてよ!」
HK「いいでしょーいつまでも隠せないんだから」
「ヤダ!」

サンヒョクから必死に逃げる。
いつの間にか壁際まで追い込まれていた。

HK「もう逃げられないよ」
「ちょっとヒョガ怖い…」

なんだかサンヒョクがいつもと違う。
怖い。

LE「おい」
「テグナ!」
HK「ひぃっ!」
LE「ヒョガ、なにしてる…」
「助けてテグナ!ヒョガが怖い!」

サンヒョクがテグンの登場にビックリしている間にテグンの側まで逃げる。

HK「ちちちがう!違うよ、ひょん!
冗談!演技!」
LE「演技?Aは本気で怖がってるだろ」
HK「だって逃げるんだもん、ヌナ」
「ヒョガが追いかけてくるからでしょ!」
HK「じゃあ帽子取ってよ」
LE「そういえばなんで帽子かぶってるの?」
「…」
HK「前髪切りすぎたんだよ」
「ちょっと!!」

今日のサンヒョクは意地悪だ。

LE「そうなの?見せて」
「ヤダ」
LE「なんで?」
「恥ずかしいもん」
LE「いいから」

渋々帽子を取る。

「2人とも何してんの?」
HK「写真取ってる!可愛いよ、ヌナ!」
LE「うんうん。可愛い。似合ってる」

その後もいろんな角度から写真を撮られ、2人はツイッターやインスタにアップしていた。

「はぁ…」

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作者名:ななななん | 作成日時:2015年11月18日 18時

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